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2010年6月 1日 (火)

健康診断~アフター編

 こうしてブログを書いているのだから生きて帰ったことに間違いはない。

なぜボクが健康診断が嫌いかというと、それは幼少時代のトラウマに起因する。医者と看護師の白衣がダメなのだ。

 

 保育園時代、家で兄と相撲をとっているときに、仰向けに倒されて敷居の角で頭を打って血だらけになった。血相を変えた母とすまなそうな顔をした兄と一緒に自転車に乗せられて、かかりつけ医にかけこんだのだが、そのとき白衣を着た医者に、

「絶対に頭を動かすなよ」

と言われながら三針縫った。白衣を着た看護師さんには、

「ちゃんと薬を飲みなさいね」と言われたが、吐きそうなほど苦い薬だった。

 

 帰り道、兄が、何度も「1たす1は?」と何度も聞くので、はじめのうちは「に!」と答えていたが、あまりにしつこいので、「わからん!」と言ったことをよく覚えている。

保育園時代の前後は、これ以外は思い出せない。記憶力も悪いのは、きっとそのときから記憶回路から遮断されたにちがいない。とにかくそれ以来、病院に行くのも、集団接種を受けるのも怖くなった。

 

 さて、本日はめでたく…年に一度の検診の日である。 

視力検査の次はいよいよ血圧測定。いつもここで最初の挫折が始まる。高鳴る鼓動を抑えながら測定器の前に座る。最近は、自動式の測定器になっている。3台置かれていて、一人の看護師が一度に三人を相手するのだが、案の定、ボクの値は突出しているらしく、

「もう一度計りましょう。深呼吸を3回してみましょうか」と言われたが、心臓が止まりそうなボクは、

「いつも高いし、薬を飲んでいるのでもう結構です」

と言うと、優しい口調で、

「二回しか計りませんから、もう一回しましょうね」

と諭すように言われたので、年甲斐もなく、

「すぅ~はぁ~、すぅ~はぁ~、すぅ~はぁ~」

とやってみると、はじめの時よりも少し下がったが、相変わらず高い数字がプリントアウトされた。

「少し下がってよかったですね」と子供をあやすように言われたが、ボクは心の中で、「くそばばあ」と言ってしまった。 

 そのとき、後ろで待っていた後輩から、

「Nさんの弱点を見つけました!」という声がかかったので、

「バカタレ!さっさと検査を済ませて仕事をせい!」と言っておいた。

 

 聴力検査の次は医者の問診である。最近は、月に一度、血圧の薬をもらうために病院に通っているので、医者の診察には慣れてきた。医者は、血圧と問診票を見ながら、

「血圧は高いけど治療中ですね…お薬を飲んでらっしゃいますね?」「はい」

「お酒は1日に1~2合ですか?」「はい…(ホントはもう少し多いけど、申告するときは控えています)」

「あまり飲み過ぎないようにしてください」「は~い!」

 

 さて、いよいよ次の難関~血液検査である。

二人の看護師がてきぱきと採血している。すぐにボクの番になった。いつもなら、ここで七人ぐらい追い越されるところだ。

「あのぉ~血管が出にくいんですが…、いつも別の器具を出しておられますが…」

 …血の出方が悪い人用に注射器のようなもので強制的に吸い出す装置があるのだ。

「は~い、じゃあ両手を出してください」と優しい声で言うなり、採血する付近をぱしぱし!たたき始めた。あちこちさわっていたが、やがて決心したらしく、

「強めに巻きますからね」と、ゴム管をぐっと巻き付けるなり、ブスッと針を刺した。

 すっかり観念したボクはじっと看護師さんの顔を見ていた。すると真剣な彼女の顔にほっとした表情が浮かんだ。と、同時にゴム管をすぐに緩め始めた。なんと、一発で見事に成功したのである。

「うまいですねぇ~」とつぶやくと、

「どういたしまして」とにっこりと笑顔で応えてくれた。はちべえどのの基準では、「枯れた」部類に属するのだろうが、どうしてどうして…天女のような笑顔に見えた。

 

 採血はいつもひどい目に遭っている。2、3回刺し直すのは当たり前。ひどいときには、右手で失敗、左手も失敗、もう一度右手で勝負させられたこともある。また、血の出る量が少なくて、途中で溶血が始まって再度採りなおし…つまり刺しなおしになったこともあるのだ。今回の彼女の技術がいかに優れていたかお分かりいただけると思う。

 

 その後の心電図や胸部レントゲン写真になると楽勝ムードである。白衣を着た人に体を触られない限り、何ともないのだ。夏には胃のバリウム検査があるが、これも何ともない。白衣を着た人に触られないから屁ともないのである。

 

 …これで今年の厄払いは終わった。めでたし、めでたし!

 

(追伸)腹囲計測の結果は?…なんと「78㌢!」。余裕のクリアーである。最近、メタボ腹のCMをよく見かけるので、腹に力を入れたまま息を吐く練習をした甲斐があった。

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