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2010年7月10日 (土)

寂地峡(智元の丸子975m~縦走路~竜ヶ岳)

土曜日の朝7時10分。玄関のチャイムが鳴った。
たまたま早起きしていた妻が、「こんな時間にいったい誰かしら」と言いながら玄関へ。

「Tさんという人が来られたけど?」
「なに!!!隊長?まさか…」
と言いながらパジャマ姿のままで玄関に出てみると、そこにはばっちり山行きの格好をしたT隊長がいた。
「いつもの集合場所にいなかったから…あれ?その格好は今日はキャンセルだったの?」

「え?流したつもりでしたが…Iさんも集合場所にいました?」
「いや誰もいなかったから…、やっぱり間違いか…じゃあ帰るからね…」

「ちょっと待ってください。10分で用意しますから行きましょう」
このところ2週連続で突撃を順延していたのだが、今回は中止の連絡をしていなかったため、隊長は突撃決行と思い込んでいたのだった。

…五分後に、T隊長車で出発。
ボクは途中のコンビニで買ったおむすびをほうばりながら非礼を詫びた。

Iさんには申し訳ないが、これ以上遅れると周回が困難になるので、黙って突撃することにした。(Iさん、ごめんなさい)

「それでは、ボクの念願だった寂地峡からタイコ谷手前の智元谷から這い上がって、みのこし峠経由で縦走路から竜ヶ岳への尾根を降りてみましょう」

いよいよ寂地峡から上がる。
寂地峡の駐車場はたった一台。
支度をしていると、横にとまった夫婦連れから声をかけられた。
「あのう…スパッツはいつもつけるものですか?」

隊長と顔を見合わせて、ボクから言うことにした。
「この辺はマムシも多いし、ズボンの下が汚れるので、つける人が多いみたいですよ」
奥さんが旦那にそのことを告げると、今度は旦那が
「どちらに登られるのですか」と聞いてきた。
隊長が何やら説明していたが、その夫妻はミノコシ峠経由で寂地山に上がって林道を降りるそうだ。
無事を祈って僕たちは出発。

滝の横を上がり、木馬トンネルをくぐる。
水車小屋を過ぎたところのベンチでチゲン谷を確認する。
もう少し進んだ地点のようだ。
やがて谷の入り口が見えてきた。

Chigen001

川を渡って谷に入ると立派な滝がみえてきた。

Chigen004

「右から巻いてみましょうか」
と言いながら取り付いたが、意外と簡単に滝の上部に出た。

Chigen006

そこは滑滝になっており、梅雨時期にもかかわらず登山靴でも歩けそうなので、
「尾根に上がって智元の丸子に上がります?それともこのままチゲン谷を詰めますか?」
「沢の雰囲気がいいから、このまま沢を上がってみよう」
ということで沢歩きにする。

Chigen007

濡れた岩が連続するが、特に危険なところもなく谷の奥へと進む。
30分ぐらい上がるとチゲン谷との出合に到達した。
チゲン谷のほうが小さく、沢も次第に荒れてきた。
「どうします?あっちのチゲン谷は最後の突き上げがきつそうですが…」
「そうだね。この本流を詰めて鞍部から錦ヶ岳への尾根を上がろうか…」

沢は大きく右に振ると、水量はぐっと減り、ササが目立ってきた。
やがて目指す支尾根が見えてきたが、ササの勢いが増してきた。

Chigen015

黙々とササをかき分け、鞍部まで這い上がった。
汗とササのすすで二人とも泥んこ状態だ。
出会いからたったの15分だったが、
「安蔵寺山の時ほどササはすごくはないけど、歳をとった分だけきつかったな」
「さあ行きますか」
「おいおい、そっちに行くの?」
「ここまで来たら智元の丸子に行かないと…」
「…そうだね…」
どうもT隊長は丸子に寄らずに進もうと考えていたようだ。

尾根を南に下がって、登り返すと看板が見えてきた。
山頂の目印かと思ったがどうも違うようだ。

Chigen018

少し先にもうひとつのピークが見えたのでそこまで進む。
「これ以上高いところはないので、ここを山頂と認定します」
「そういえばこのルートには赤テープが見当たらないな」
「そうですね。全く見当たりません。踏み跡もほとんどないし」

支尾根を戻りいよいよ錦ヶ岳への尾根を上がる。
尾根の勾配はきついが、ヤブは大したことはないし、ブナ林が一帯に広がっているので、何度も休みながら森を満喫する。

Chigen021

しかし、行けども行けども縦走路に出ない。
「だいぶ視界が開けてきたけど…」
「おっ?赤テープが見えます」
と言いながら這い上がると、縦走路に出た。

Chigen028

「やれやれ…智元の丸子から1時間でした」
「なかなかの登りだったね」
ミノコシ峠まで10分。ようやく昼飯にありつく。
「9時発で12時20分。ほぼ想定タイムどおりです」

夫婦連れと単行者が通り過ぎる。
天気はあまり良くないが、依然として人気が高い縦走路だ。
すぐに寂地山方面に向かう。1235ピークの少し先の分岐が見つけられるかどうか心配だったが、案内板のところに派手なテープが付いていた。
Chigen029

「これなら大丈夫」
ササがうるさいが、下りなのでどんどん進む。
「ここのブナもいいですね。ここも縦走コースにしたらいいのに」
Chigen031

と誉めていたら、左側が植林帯になった。
右の焼山谷側にはきれいなブナ林が残っているが、これでは興ざめだ。
「前言撤回!これじゃ面白くない。右谷山の南尾根と一緒で、はじめはブナ林があるけど、そのうち雑木林になって退屈な尾根歩きです」
「そうだね、これじゃ~ねぇ…」
Chigen033

と悪口を言っていたら、途中で2箇所迷ってしまった。
テープをよく見ておけば大丈夫なのだが、数か所間違えやすいところがあった。
「ここのルートは見通しが利かないと見つけにくいな」
「ホント、ここの尾根は見通しがない季節はテープ頼りです」
大岩の隙間を乗り越えたり、回り込んだりしてようやく竜ヶ岳の遊歩道に出た。
Chigen041

縦走路の分岐から1時間40分も立っていた。
「長かったね」
「ここを登る人がいるんですかね。寂地という感じがしませんね」
Cコースで下ってみたが、崩落しているところはあるし、全体が急だし、だいいち寂地峡らしい景色がないコースだった。
「誰も歩かないのにわざわざ復旧工事をしてもったいない」

焼肉をしているテントサイトを抜け駐車場へ着いた。かなり車が増えている。
飲み物を買いに売店に行くと、店のおばちゃんがいきなりこう言った。
「山仕事をしてきたの?」
続いてやってきた隊長の格好をみるとおばちゃんがそういうのも無理はない。
どうみても登山者の風ではなかった。
それにしてもお互い泥んこだった。

さて、今回の突撃の総括である。
チゲン谷は素晴らしい。難しいところもなく、体力さえあれば自然を満喫できる。
竜ヶ岳の尾根はつまらない。
全行程は小休憩だけで6時間。

なお、今回の突撃に当たっては、「ぼっちさん」と「山歩きさん」のサイトを参考にさせていただきました。お礼申し上げます。

※大体のコースは下記を参照してください。

「index.html」をダウンロード

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コメント

急な突撃になったが智元谷には奇麗な沢と森があった。
ぼっちさんのように滝の上からそのまま智元の丸子に上がることも可能なようだったし、山歩きさんのようにチゲン谷を詰めるのもいいルートのような印象を受けた。
情けないのは、写真の手ぶれが多かったことだ。
手ぶれ防止機能がついていないのだろうか…それにしても手が震えているんだろうなぁ。

試しに電子国土ポータルの地図を貼りつけてみたがちゃんと見えますか?

見えます

▼はちべえどの

このくらいの地図でお茶を濁します。
これでもけっこう苦労しました。
こんどまた軽くヤブこぎしましょう。

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