« 三徳山と大山 | トップページ | お父さんの日記 »

2011年9月26日 (月)

三徳山・大山(ユートピア)~番外編

三徳山では、投入堂まで参拝に行く人の靴をチェックしている。
ソールが平らなスニーカーはダメで、ゴツゴツした運動靴ならばOKという微妙な判定があった。

その結果、入山不可とされる人も多く、それでもなお登りたい人は、
妻のように靴を履き替えてくるか、
500円の「わらじ」を買うかである。

意外にわらじを買う人も多く、ボクたちの前の若者の団体では、二人の「わらじ組」が生まれた。
ほかの連中からは、
「貧乏くせ~! チョーみじめ!」
とからかわれていたが、そのうち湿った木の根や、濡れた岩場を歩くたびに、わらじがきわめて有効であることが実証されると、それまでみじめだった二人が急に勢いを取り戻し、先頭を引っ張りはじめた光景は面白かった。


その夜は、大山寺周辺の安宿に泊まったのだが、行ってみると、冬場の団体スキー客専用の様子。
しかも、三連休なのに、宿泊客は我々二名だけという非常に不安なロッジ?だった。

安宿風の部屋や設備だったので、それなりに納得していたが、夕食に驚いた。
厨房から、奥さんが、
「きのこ…大丈夫ですか?」
と聞かれたので、「全然OKです」と答えた。

まもなく、主人が採ってきた「天然のマイタケ」のバター焼きと天ぷらが出てきた。
盛り付けもなかなか凝っている。
下手な温泉旅館の懐石料理より、はるかに「まし」であった。

ボクは飲み放題の焼酎をあおりながら、旦那と田舎談義をした。
そのロッジの外観は、周囲に比べて実に見劣りしていたが、旦那の人柄と、奥さんの性格・料理上手には、さすがの我が女房も舌を巻いていた。
それにしても、キノコ料理があれほどうまいものだと初めて知った。


大山では、ユートピア小屋からの下りの途中、
登山道の脇に座り込んでいる若者に出会った。
声をかけたら、
「ここはどのあたりですかね?」
と聞いてきたので、
「中宝珠越と下宝珠越の中間あたりだ]
と答えたら、とても喜んでいた。

わけを聞くと、早朝から夏山登山道で弥山に登り、行者コースを下ってユートピアコースへ合流しようと思ったけれど、元谷の荒れようが激しくて、砂場走りの痕跡が見つからなかったので、意を決して宝珠山縦走路に這い上がってきたそうだ。
まさにヤブ山突撃隊である。

妻は、「やみくもに這い上がって、運が良かっただけなの?」
と言っていたので、
「バカ! あそこには縦走路があるから這い上がるのと、たまたま這い上がったら縦走路があった、とでは天と地ほどの違いがあるのだ」
と言い聞かせたが、
「ばかなひと!」
と理解してもらえなかった。
…トドはそういう類の生物である。

« 三徳山と大山 | トップページ | お父さんの日記 »

登山・山歩き」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/545713/52838464

この記事へのトラックバック一覧です: 三徳山・大山(ユートピア)~番外編:

« 三徳山と大山 | トップページ | お父さんの日記 »