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2012年5月23日 (水)

ここまでやるかⅢ

家に帰ると、鬼嫁が腕組みをして困った顔をしていた。
きっと母が何かをしたのだろう。


「冷蔵庫の張り紙がなくなっていたの。
それと、夕方帰った時、お母さまが5時前に夜の宅配弁当を食べていたの。
さっき、○○ちゃんが来たけど、「これじゃ~今晩は話ができないわ」と言って、さっき帰ったのよ。
今日はハイテンションみたい」
と、一気にまくしたてた。


晩酌をしながら話を聞いてみると、
「宅配弁当を食べたことも忘れて、その話をすると、とりつくしまもなくて、どうして食べたい物を食べられないのか」
とすごい剣幕だったそうだ。
妹でもどうにもならなかったらしい。


行きたくはなかったが、母の部屋に行って話をした。
母の言によると、
「冷蔵庫にあんな張り紙がしてあったら、私のことに決まっているでしょうが…私がおかしいと書いてあるんじゃないかね!…だから剥いだんよ!」
と、ベッドに横になったまましゃべる。


「お母さんが冷蔵庫をあけて食べるから…ボクが▼▼に言って書いたの」
「でもあんなことが書いちゃったら、人が来たら、私がおかしいと…誰でも思うじゃろうがね」
「お母さんのことは、認知症ですから…と近所には言ってあるよ」
「なんでそんなことを言うんかね…わたしは少しはボケちょるけどわざわざそんなことを言わんでもええ!」

「それが病気なの…なんでも人を疑うのが認知症なの」

…こうなると大変である。
妻と妹の話を聞いて、これはボクがいくしかないと思って母の部屋で30分ばかり話をしたが、実の息子でさえこんな会話になるのだから、嫁や娘では手に負えないだろう。


母には悪いが、スイッチが入っている日だったので、母に実際の行動を伝えた。
母は目を丸くしていぶかったが、
「違う母の姿だから…」
と諭した。


たぶん完全に壊れる寸前である。
昼と夜、自分と他人の区別ができていない。

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