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2012年7月23日 (月)

莇ヶ岳のバリエーションルート②(1004.2m:島根県吉賀町・山口県周南市)

(前回までの内容)


本右谷の源流はますます細くなって、とうとうヤブ化してきた。
「さて…そろそろ尾根に取り付きますか」
「それにしても急だね」
「稜線まで高度差はまだ250mある」

019


猛烈な斜面に取り付いた。
半ばザレ化しており、とろこどろに濡れた岩が露出している。
ぼっち特攻隊長とIクマ対策特殊部隊長が猛然と登り始めた。

020


ボクが途中でスパッツのゴムを直していると、二人はササヤブ地点まで到達していた。
この斜面は過去に崩落したようで、気が緩むと滑落の危険がある。
慎重に足場を選び、灌木をつかみながら二人のあとを追った。


023

今までの沢沿いにはトチノキが多かったが、ササが茂る地点まで上がるとブナが多くなってきた。
下から眺めたササはきれいに見えたが、実際に這い上がってみると猛烈なヤブだった。
「ヒーヒー」言いながら猛然とササをつかみ、それをかき分け、体を引き上げながらようやく支尾根に這い上がった。
うっすら踏み跡があった。
(この時点では錯覚していたが、この尾根は右ヶ谷ルートである)


025

この支尾根はササが薄くなって、さっきまでの大ヤブが嘘のようである。
ゆっくりと高度を稼いで、最後の大ヤブをかき分けると縦走路に飛び出した。
「ふ~ぅ!出ました!」
「もうこのルートはほとんど人が歩いていないんじゃないの?」
そういえば目印のテープはあるが、ひどいヤブになっていた。
「みんな正面の周回ルートしか歩いていないんだろうな」
と話しながら莇ヶ岳の山頂を目指した。

028

「着きました!」
「谷から這い上がるよりも縦走路を歩くほうが疲れたね」
「そのとおり!気が緩むからかな?」


山頂には誰もいなかったが、暫くすると高齢の夫婦連れが上がってきた。
どうやらこの一帯の植生観察や環境整備、山頂小屋の建設・運営をしておられる方々らしく、仲間の方も遅れて上がってきた。

ぼっちさんは植生に詳しいので、いろいろな花談義をしていたが、ボクは無頓着に降下ルートを確認していた。


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