カネホリ谷からガクガク尾根へ①
ガクガク尾根は、寂地山からの縦走やつむぎ峡から上がったことはあるが、山口県岩国市の河津側から直登したことがなかったので、先日、tobinokoさんとkappeさんの柿木コンビが歩かれたルートを辿ってみることにした。
9月8日(土)に突撃することにしたが、降ったり止んだりの悩ましい天気予報だったので、金曜日のブログで、
「とにかく現地に集合」
と雨天決行宣言を出した。
今回のメンバーは、ヤブ山突撃隊のほかに、山口山の会のY代表、ぼっちさん、そして周南山の会から「ぴっけさん」が特別参加である。
Iクマ対策特殊部隊長は、何やら健康診断の都合でドタキャンだったが、5人が小雨の中、
「ヤブ山さんが、どうしても登りたいようなので行きますか」
で、河津に向かった。
…すみません。
当然ながら現地も小雨。
カッパを着て、林道を詰める。
せっかく特別参加した「ぴっけさん」には申し訳なかったが、ボクの仕事の都合で来週から暫く山に行けないので、決行することにしたのだ。
林道終点からは、右岸に山道が続いている。
ここを歩いたのは10年以上前になるが、ほとんど渓流の景色を忘れていた。
河津の大滝は覚えているのだが、今日はその手前の「カネホリ谷」からガクガク尾根へ這いあがるのだ。
これが、林道終点を過ぎて河津峡のはじまりの滝。
カッパを着たおじさんたちにとっては、なかなか大変である。
やがて踏み跡は消えて沢に降りる。
現地と地図を思い浮かべながら歩くが、コンパスが狂ってくる。
「この谷か?」
「感覚的にはもうちょっと先では?」
…でも自信がないので、GPSに頼る。
情けないが、谷は小さいので、なかなか判別が難しい。
沢を詰めていると、ようやく左手に「カネホリ谷」らしき沢が現れた。
地図で想像していた沢よりも狭くて小さい。
沢はゴーロ状だった。
ぼっちさんが、
「こんなに荒れてなかったけど…」とつぶやく。
みんなカッパを着たまま、黙々と高度を稼ぐ。
この尾根と谷を何度も歩いた経験のある「ぼっちさん」が、
「もう少し上がったら、右の藩境尾根に取り付きますから」
とみんなを励ますが、暑くて雨が降る登りはみんな辛い。
こんな沢をあがった。
この踏み跡は、どうやら山作業用の道のようだ。
つづら折の踏み跡をとぼとぼ上がっていると、突然、間伐地帯に出くわした。
ここから切り倒された木々の間を乗り越えるのが辛かった。
先頭のボクは何度も休憩を余儀なくされた。
カッパも汗を吸ってすっかり重くなった。
途中、杉の大木に出会った。
はじめは何の木か分からなかったが、尾根を這いあがってみると立派な杉が立っていた。
てっぺんはほとんど枯れかけていたが、根はしっかりと岩場に立っていた。
※その2に続く。(予定ですが)
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