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2012年10月

2012年10月31日 (水)

昨日のおさらい

1,800 ⇒ 推計 W18×L18×H?⇒5.56

T=1  ※両端の隙間は0.3㎝

15.4×15.4×4 = 948 ⇒ 180×⑤合


…今日、ボクが持って帰ったメモである。


昨夜倉庫から探し出した1升桝の中に、ぴったり収まったもうひとつの桝があった。


どうみても6~7合はあるようだが、ホントは何合入りなのか気になっていたので、昼休みに計算をしてみた。

すると、どうやら…半分の「5合」ではないか?…という面白い試算結果が出たのだ。

家に帰ってからさっそく実物で検証してみた。

001


測定してみると、

1升桝   14.8×14.8×8=1,752

小さい桝 12.3×12.3×6.6=999

であった。

そうか…ぴたっと収まるサイズなのに、容量は見事に半分なのか。

やれやれこれで気が済んだ。


実際に米を入れて測ると、鬼嫁のバカな予言が白日のもとにさらされるので…やめた。


ところが、鬼嫁はこんなボクの温情を理解もせず、


「よく見たら…半分に見えるもん。普通、セットで作るなら半分を作るはずよ」
と、ほざいた。(こんな汚い言葉は使いたくなかったが、どう見ても見苦しかった)

「だから!見た目でこれが!半分ということを…分かるように説明してみろ!」

「半分なんでしょ! そう見えるもん!」

「これが 半分に 見えるか?!」

「…見ようによっては…みえます」

「見えるわけがないじゃろう!!」

「でも…普通、そういうふうに作っているの!」

「そういうことを言っているんじゃない! 見た目と計算のギャップを説明しろと言っているんだ!」

「何よ!! 難しそうなことを言ってから! 計算したのなら、それで済んだんでしょ!」

…情けない。どうして、こんな厚かましい、理解のない「おばさん」になってしまったのだろうか。


素直さのかけらもない。


態度も悪い。


そういえば、言葉づかいも上から目線になってきた。


体重も随分増えた。

まさに 『トド』 の最終形になってきた。

鬼嫁の悪口のついでに、昨日のブログの解説をしておく。


①日本シリーズを見ていたのだが、ジャイアンツの敗戦が濃厚な展開になってきたのでチャンネルを変えていた。


②そこへ、「1升桝を探してきなさい」という鬼嫁の命令が下ったが無視していると、急にチャンネルを元に戻された。


③負け試合なんか見たくないのでシブシブ倉庫に探しに行った。


④ブログを書き上げて、ぴっけさんのブログにコメントを書いていたら、ムカデに足を刺された。

…という悲惨な夜であった。

おまけに、今朝起きてみたら、ムカデに刺されたところは何ともなかったが、再び鼻カゼをひいていた。

あたまもボーっとしている。


あのムカデは、ボクが倉庫から連れて帰ったのか?

それとも、ボクがすぐに言いつけに従わなかった腹いせに、鬼嫁がそっと忍ばせておいたのだろうか?


それにしてもこんな時期にムカデに噛まれるとは思いもしなかった。

チビのムカデで助かった。
ほとんど腫れなかったので、やっぱりボクの日頃の行いが良かったのだろう。

2012年10月30日 (火)

4升を測る

11月になったら、地元の金毘羅社の代表が、4軒の農家に米をつないで回る。

米農家は、秋の大祭には『4升』を寄進するのが「しきたり」である。


去年、鬼嫁は、1合のカップで40回入れた…らしい。
バカ丸出しである。

今年はどうするのかと傍観していたら、
「倉庫に…たぶん…1升枡があると思うのよね…」

この言い方が気に入らない。

「倉庫に たぶん 1升枡があると思うから お願いだから 探してきていただけないでしょうか?」
…と、頭を下げて頼むのが筋である。

それを言って来るまで待つことにした。


すると、こう言った。

「あのね 倉庫に 1升枡が たぶん あるんじゃないかと 思うんだけど…」


…まだ、人にものを頼むという言動ではないので、無視した。

「聞いてるの? 1升枡があったら 出してきてくれない?

…まだ、言い方が横着なので、再度無視する。


「今日は 勝った!」
と思った。

ところが、鬼嫁は最後の秘策を持っていた。

…テレビのチャンネルを変えたのである。

ボクは 公言していないが 『G党』である。

無残な試合を見たくはない。


とぼとぼ…倉庫に行った。


証拠写真がこれ。

001

1合カップと 1升枡の大きさをご覧いただきたい。

ボクはどうでもいいのだが、この1升枡がないと、鬼嫁はこれで40回袋に入れなければならないのだ。


火でもつけてやろうかと思ったが、写真で許してやる。

007


昔の汁器の写真も撮ったのだが、tobino子姫のために秘蔵しておく。

2012年10月29日 (月)

人工透析開始

今日は、入院中の母の人工透析の初日だ。

2時間ほど年休を取って、様子を見にいった。

医者から、
「人によっては、血圧が上がったりするので様子を見ながらします」
と聞かされていたので、少し心配だった。


夕方、病院に行ってナースステーションを覗いた。

「○○ですけど…今日、母が……」
と挨拶をしていると、
看護師のみなさんが立ちあがって、
「よかったわね…○○さん!」
と言った。


母が目の前にいた。
車椅子に座ったまま、ボクの方を振り返ると、

「あれ? ○男かね…。ようきたね」
と笑顔を見せた。

看護師さんの話によると、
「人工透析は順調にできました。その間、ずっと寝てらっしゃたのですが、先ほどから寂しがっておられます」
という状態だそうだ。

少し離れた食堂で、母と話をする。

「透析?…寝ちょったみたいで…よう分からん」
「ちゃんと血は止まっているし、大丈夫じゃない」

「なにをされたんかね?」
「人工透析」
「輸血かね?」
「自分の血をきれいにして、また元に戻すの」
「どこでするんかね?」
「ここ」


「私しゃ~、寂しゅうて、誰も来てくれんから…寂しゅうて、いけんかったんよ」
「毎日、○子か○代が来ちょるじゃろ?」

「だ~れも来んのよ。私だけなんよ」
「今日はボクがおるじゃろ」

「よう来てくれたね…私はこれからどうなるんかね?」
「このまま…ゆっくり、ここで生きていくの」

「私しゃ~どうなるんかね?」
「ここで、頑張るの!」

それから母の夕食に付き添った。

安心したように黙々と食べる。

盆頃には、それすらできなくなって、ボクたちが朦朧としたままの母に食べさせていたが、
今では自分で食べられるようになった。


もう一度、
『米の出来高、息子の結婚、兄が見舞いに来たこと、畑の話』をした。


いくら同じ話をしても、母にとっては新鮮な話ばかりだろう。

薬を飲ませて病室に連れて行く。
ボクは介助しないで、母が自分で立ってベッドに座るまで見るだけにした。

それを見届けると、
「もう帰るからね」
と告げた。


やっぱりいつものように、
「もうちょっとおってえね…私は寂しゅうて…いけんのよ」
と言われた。

「帰る。またね!」
と、後ろを振り返らずに病室をあとにした。

鬼嫁にこの話をしたら、
「私が行ったら、『何の用かね?』…って言われるのよ。
 そんなに喜んで貰えるんだから、毎日でも行きなさいね!」


妹に話したら、
「昨日行ったばかりよ!おにいちゃんは、ちゃんと自分の息子だけど、
 私は、妹になったり、○○ちゃんになったり…どうも自分の子供じゃやないみたいよ」

…と、女二人は可哀想であった。

今日はボク、明日は妹、明後日は鬼嫁。

この繰り返し。

2012年10月28日 (日)

歳ですね

この土日は、外のイベントが続いた。

別にボクがするわけでないが、スタッフの連中がよく頑張ってくれた。

突然、あれをしてくれとか、これをしてくれとか頼まれたが、それはみんなが頑張っている証拠だ。


そんな部下を見ていると、つくづく自分が歳をとってきたことを思い知らされた。

軽口を叩いていた自分の若いころを思い出す。


それを思い出していると、ふいに…ボクを誘導しにきた超若いスタッフが現れた。


ボクが誰かを知らないはずだ。

とても目が澄んでいる。

体も弾けそうだ。


控室で長老に挨拶をしながら…思った。

早目に隠居しようっと。


onegai simasu oniyomedono

2012年10月26日 (金)

今日は野良仕事

この土日がまた仕事なので、今日は代休をもらった。

午前中は畑仕事。

母の行きつけの地元の店へ。

ちょっと遅いが、レタス、白菜、キャベツを植えてみた。
初めてなので、それぞれ4鉢のポット苗。

玉ねぎの苗を150本頼んでおいた。

昼からは、懸案の家の前の広場の『すきとり』をした。

tobinokoさんならお分かりになるだろうが、コーナーが全体的に少し高いところがあるので、山鍬で削ってはスコップですくって運んだ。

ネコ(一輪車)で10杯分。

大した量ではないが、これが全部手作業である。
また首が痛くなってきた。

それを終えると、2週間前に刈った広場の枯れ草を焼くことにした。


『ほぼろ』に詰めて、野焼きができるところまで運ぶ。


これが『ほぼろ』で枯れ草を運んでいる状態。
 
 
H241026_001


 
 
 
 
 
 
『ほぼろ』から出したら、これだけの量がある。
ふわふわしたものを圧縮して運ぶのには最高である。
シェラフを詰め込むようなものだ。
 
 
 
 
H241026_004


 
 
  
 

野焼きを終えると早目の晩酌。

…いや、晩酌の前にハイボールで予行演習。


ぴっけさんのパソコン机の写真を思い出したので、ボクのもどうぞ。
 
 
H241026_007


 
 
 
(注)
①机は食卓用のテーブル(食事は座卓なのでパソコン専用)
②ウィスキーの瓶は、角瓶だけど中身は『トリス』
 
 

2012年10月25日 (木)

原因究明

夏頃からずっと首の後ろの『凝り』に悩まされていた。
ところが最近になって気にならなくなった。

脳出血でもあったらヤバいな、と不安な面もあったが、元来医者嫌いなのでずっと我慢していた。

晩酌の量は当然のことながら変えていないし、健康に気をつけるようなこともしていないのに、気が付いたら凝りが解消されていたのだ。なぜだろう?


…思い当たる節が見つかった。


「そうだ! あれだ!」
…猛暑の間の草刈り作業。


草刈り機を使うと、ずっと首を下に傾けたままの作業が続く。
実際、このところ土日は仕事ばかりで、草の勢いも衰えてきたので、草刈はあまりしていない。

「きっとそれが原因だったんだ」
と得心していると、ラジオから地震予知について専門家の解説が流れた。
例のイタリアの地震予知をめぐる有罪判決についてのコメントだった。


専門家によると、

「現在の科学では地震を予知することは不可能。イタリアの専門家がどういう発言をしたのか十分承知をしていないが、群発地震を目の当たりにして、今後大地震が発生する可能性は低い、と専門家が発言することは、まずあり得ないはず。発表の方法に何か問題があったのでは?」
…らしい。


今回の問題は、専門家の発言をもとに政治的なバイアスがかかった発表をしたために、予測の内容が正しく伝わらなかった側面もあるらしい。


更に、
「色々な手法で予知研究がなされ、実際に、微細な群発地震をもとにその後の大きな地震を予知できたケースもあるのに、なぜ地震予知の精度は高まっていかないのか?」
という質問に対しては、


「地震の発生メカニズムは、色々なケースがあると想定されている。
実際に、群発地震を分析して、その後の本振を予測した事例はあるが、それはそのエリアでの研究が進み、たまたまそのケースでの発生を予測できただけである。
先の東北大震災のように、全く前振なしで発生することもあるので、地震予知はまだまだ遠い先にある。
したがって、特定のケースで証明できたからといって、それで全てが解明されたとするのは危険である」


…う~む。
たまたま事象が重なったからといって、それを原因と決めつけるのは素人の浅はかというものらしい。


さらに専門家は、こう付け加えた。

「今後、30年以内にマグニチュード8以上の地震が発生する可能性は70%という予測を出していますが、70%という数字自体にはそれほどの意味はありません。
むしろ『30年以内に大地震がいつでも発生する可能性がある』ということを念頭に置いて、耐震補強や避難ルートなどの備えをしていただきたい」


…そうか、症状が治まったからといって油断はできないということか。


このブログでもエラソーに、『ヒアリハットの法則』なんぞを書いたことがあるが、大事故の裏には数々の小さな事故が隠れていることをもう一度心に念じよう。


…でも、ボクには保育園時代のトラウマがあるので、医者に診てもらうのが怖いのだ。


ちなみにボクの怖いものベスト3は、

①鬼嫁 ②ヘビ ③医者

明日は、この土日がびっしり仕事があるので代休をもらった。

さっき帰って、鬼嫁にそのことを伝えたら、

「うっそ~! あんた あした ずっと おるんかね!?」


…つくづく、鬼嫁である。
 
 
 

2012年10月24日 (水)

アルバム

先日の息子の披露宴で、生い立ちから現在に至るまでの写真が大型プロジェクターで上映された。

二か月前、息子は自分のアルバムを持って帰ったが、その中から選び出したのだろう。


本来ならば、息子の成長の様子を感慨深く見なければいけないのだろうが、つい自分と鬼嫁ばかり見てしまった。

七五三の頃は、ボクも鬼嫁も猛烈に若かった。


鬼嫁に至っては、将来こんな恐ろしいおばさんになるとは信じがたい笑顔であった。

子供を連れて山に登り始めた頃の写真もあった。

ボクはまだ体重が50キロ台で、体型もすっきりしていた。
実に溌剌そうに見えた。

ところが今春の結納時の写真になると、太ったおじさんとおばさんが座っていた。


実にみっともない。

同じ人物とはとうてい思えなかった。

さらに驚いた。


披露宴のラストに、当日のスナップ写真が次々と流れ始めたのだ。

カメラ専門のスタッフが写真を撮っていることは分かっていたが、それをこの場で上映するとは知らなかった。


教会での結婚式、披露宴の様子が次々と映し出される。


そして、最後の最後のシーンは、先ほど終わったばかりの「親族代表のあいさつ」が大写しになったのである。

…そこには、すっかりおじさんになったボクがマイクを握っていた。


「ガーン!」


その夜、長女にそのことを話すと、クスクス笑いながら、


「これ みて!」


と手元のipodをいじり始めた。

なんと!


ボクの「親族代表のあいさつ」の動画が再生され始めたのである。

…しかも、音声付で…。

「あとでメモリカードを送ってあげるからネ」


「バカタレ! 要るか! そんなもん!」

…こいつも もうすぐ『鬼嫁』になる。

2012年10月23日 (火)

人工透析

母が入院している病院から自宅に電話があったらしい。


昼前、鬼嫁から、
「透析の説明をしたいので、だれか身内の人でお話を聞く人がおられませんか?…という電話があったけど」
…というメールが来た。


これは、
「あんた! 行ける?」
という意味なので、昼から代休を取って病院に行った。


主治医の見立ては、
「血液検査の数値はギリギリですが、体から水分が抜けない状態になっているので、来週から人工透析を始めたいと思います」
という宣言だった。


水分が抜けないと、血液と体に水分成分がたまって、あらゆる臓器に負担がかかるそうだ。


来週からの治療に承諾のサインをして、母を交えての三者懇談。


まず母の言葉。

「私は 入院するのですか?」


ここで、主治医とボクが顔を見合わせる。


医師は困った顔でボクを見る。


そこで、ボクは、
「あのね! 今、おかあさんは 入院しているの! ここで治療をするの」
「どこでかね?」
「ここ!」
「…そうかね。ここでかね…」

ひっきりなしに仕事の電話がかかってくる。
母を置いたまま電話口に出て、数分後に戻ってみると、
主治医はまだ待っていた。


「では…よろしくお願いします」
で、散会。

病院からの帰り際、母が、
「もうちょっと おってぇねぇ」
と懇願したが、

「またすぐ来るから…おしまい!」
と宣言して帰途に就いた。

親不孝だが、ボクも疲れる。
嫁も 妹も 同じ。


ゆっくり長い人生を送るためには、こうしないと長続きしない。

2012年10月22日 (月)

新郎の父

土曜日は息子の結婚式だった。

新郎の父の役割は、披露宴の最後に行われる「親族代表のあいさつ」である。

いちおう短い原稿は書いておいたのだが、前日から鼻水が止まらなくなって、頭に叩き込むことができなかった。

仕方がないので、しっかり晩酌をして薬を飲んで寝たら、翌朝にはまあまあの状態にまで回復していた。


鬼嫁と末娘の三人で2時間かけて会場に向かう。

末娘は鬼嫁の振袖を、鬼嫁…いや新郎の母は紋付を着るそうだ。


ボクはモーニングの貸衣装をさっさと着たが、その時点で他にすることがなくなった。

最後のあいさつをそらんじようと外をぶらぶら歩き回ったが、まだ風邪の影響で頭がすっきりしないし、思い浮かべる口上が毎回違う。


「こりゃ~マズイなぁ…」
と、気を取り直して一から考え始めたら、ますます頭が混乱してきた。


そのうち長女一家が到着したので、一番ヒマなボクが2人の孫の面倒をみることになって、あいさつはとりあえず結婚式の最中に仕上げることにした。


ところが、付属の教会での結婚式は、あまりにも厳粛な雰囲気だったので、口パクであいさつの予行演習をするなどという不謹慎なことはできなかった。

H241020_011bjog1

新郎新婦を囲んでみんなの集合写真を撮り終えると、バージンロードを花嫁と一緒に歩いたおやじさんから、
「やれやれ…私の仕事は終わりました。あとはヤブ山さん、お願いしますよ」
と、プレッシャーをかけられた。


「まだ口上は固まっていないのに…」
と心の中でつぶやく。

ところが、この辺でtobinokoさんの
最近の新郎新婦の親は、ボケをかますのがいいみたいですよ
という悪魔のような書き込みを思い出してしまった。


でも、どう考えてもシチュエーション的には、
『花嫁が涙ながらに両親への手紙を読み上げ、そのまま嗚咽しながら花束を贈呈する』直後なので、ここでボケをかますなんて…どうやるの?とぼんやり考えていると、披露宴が始まった。


新郎新婦の親は、招待者の席をくまなく挨拶して回るのが慣習とされているので、ボクは妻をせかしながら各テーブルを回り始めた。


そうなると挨拶を考えているどころではない。

中にはすっかり出来上がって、ボクに何度も酒を勧める客もいるので、ボクもそのうちほろ酔い加減になってきた。

…でも頭の中は、色々なあいさつのパターンがグルグル回っているのだ。


H241020_020blog02

…とうとう花嫁のお礼の言葉が始まった。
○子ちゃんの涙ながらの手紙に会場中からもらい泣きの声が聞こえる。


…二人が花束を持ってきた。

ボクも神妙な顔をしてそれを受け取る。

…六人が一列に並ぶと、司会者が、突然、

「ではここで、新郎のお父様からお礼のごあいさつがございます」
と宣言した。


もうちょっと猶予の時間があるのかと勝手に思っていたが、いきなりボクに照明が当たった。

…以下、ボクの口から出たであろう?口上を思い出してみる。


新郎の父、ヤブ山○男でございます。
ここで親族代表のお礼のご挨拶をさせていただきますが、

実は先週、ある人から、

「最近の親族代表のあいさつのときには、ボケをかますのがトレンドのようですよ」

と恐ろしいサジェスチョンをいただいたので、どうしようかと考えていたのですが、


皆様のお席の上に、新郎新婦から一言メッセージの手紙があったかと思いますが、息子から母には、

「おかあさん、永い間本当にありがとう。これまでの…云々」と丁寧なお礼が書いてあったのですが、私のには、

「最後の大事な締めのあいさつがあるから、酒を飲みすぎないように!」

とだけ書いてありました。

どこまで親に頼るんだという気はしますが、親でありますので、気を取り直して……、

ヤブ山家、○○家の両家を代表して、一言お礼のことばを申しあげます。


本日は、大変お忙しい中、このように多くの皆様方に二人のお祝いに駆けつけていただき、誠にありがとうございます。

また、身に余るたくさんのお祝辞を頂戴し、幸せいっぱいの二人を目の当たりにいたしまして、親としてこの上ない喜びと感激に浸っているところでございます。


(ここまではワンパターン)


これからの人生は、この若い二人で歩んでいくこととなりますが、いかに家庭を築き、それを守り、そして親としてどういう人生を送っていくのか、という人生の大きな課題に向かって進んでいくこととなります。


(この辺りから少しアレンジを入れはじめる。次のフレーズがスムースに出るかどうかがネックだった)


おそらくその過程の中で、いかに親というものが、未熟なままで、まさに手探りの状態で子供を育てていたのか、ということに気付くだろうと思います。


(ここで次のフレーズが出てこなかったら…何を言っているのか分からなくなる)


人間は、何も努力しないままで、本当の意味での大人や親になれるはずがありません。

きっとこの二人も、自分たちで、大人になり、親になるということが、どれだけ大変なことかを身にしみて分かってくるだろうと思います。


(ここで次の二つのフレーズが出てこなかったら、全てが台無しになる)


それを乗り越えていくためには、二人の努力はもちろんでありますが、何よりも本日ご列席いただいた皆様方のお力添えが必要であります。


どうか、皆様方には、『○雄 ○子の いちばん 身近な 応援団』として、温かい励ましのお言葉や、時には厳しいご指導を賜りますよう、親ばかではありますが、切にお願い申し上げる次第であります。


(やれやれ…あとはいつものパターン)


意は尽くせませんが、皆様方のご厚情に改めて感謝申し上げますとともに、皆様方の今後ますますのご健勝、ご多幸をお祈り申しあげまして、お礼のごあいさつとさせていただきます。


本日はまことにありがとうございました。


…たぶんこんなことを言ったはずである。


特に、出だしの部分でtobinikoさんのボケの話が口に出てしまったので、まともなあいさつがちゃんと出てくるかどうか…自分でしゃべっていながら、心臓がバクバクした。


とにかく言いたかったのは、

・親は未熟なまま子供を育てている。
・そのためには自分たちで努力しなければいけないが、やはり周りの人の援助なしには進めないこと。
・その意味で、今日あつまっていただいた皆さんには、「二人にとっていちばん身近な応援団」としてご指導をお願いする。
…であった。


これをうまく流れの中で言えるかどうかが問題だった。

息子からは、「本日はありがとうございました」でいいからと聞かされていたが、こうして思い出してみると、長々としゃべりすぎたのかもしれない。


ボケはかませられなかったが、前段の部分で少し失笑をかったので、いちおうtobinokoさんのリクエストには応えられたかな?と思う。


客を送っているときに、息子が職場の上司から、

「これじゃ~まだまだ親父さんを越えられないな」

と言われていた。

…それにしても、親兄弟、親戚、そして二人の上司、友人がそろっている中での締めのあいさつは、これほどプレッシャーがかかるとは予想だにしなかった。

披露宴の最中、鬼嫁に、

「どうもあいさつがまとまらん…やばそう」

と呟いたら、冷たい顔のまま、

「何かパソコンで打っていたじゃない。紙を持ってきたんでしょ。それを読めばいいじゃん」

…と、他人事のように言われた。


紙に書いてあることをそのまま覚えるのはホントに難しい。
むしろ丸暗記はしないほうがいい。


完全に覚えようとして頭が混乱してくる。
文字として覚えるのではなくて、ぼんやりとしたフレーズの塊を順番にしまっておくしかない。

翌日の屋外イベントでのあいさつ文を読み上げる方が苦労した。

やっぱり、ボクは口から出まかせの人生を歩むのだろう。<完>

(追記)
よい子のおとうさんは、『みなさんは この二人の いちばん 身近な 応援団』のフレーズだけは絶対にマネしないでくださいね。

何せ、これを使わんがために私は苦労したのですから…。

2012年10月19日 (金)

かぜ

昨夜夜半から猛烈なくしゃみに襲われ、朝から鼻水たらたら状態になった。

朝、昼に薬を飲めば収まるかと思ったが、これが大誤算。

一日中、微熱と鼻水に悩まされた。

頭がぼーっとして何も考えられない。


明日の挨拶も…何もかも。

やれやれ…もう寝ます。

2012年10月18日 (木)

はたけ

職場の職員の家族に不幸があったので告別式に行った。

導師のお経を聞きながら、母と自分のどちらが先にこうなるのかなと思った。


職場に出ても、家に帰っても中途半端だったので、昼から休みをもらった。

じゃがいもの畝を直した。


P1000226


時間がありすぎるので、もう一時間頑張った。

P1000227_2


母ができなくなった畑を耕す。
誰の手伝いもない。
ボクも手伝わなかった。

何度も休んでは畝を直した。

ようやくホウレンソウが鬼嫁のお気に召すようになった。
…と思ったら、あっという間に間引きの餌食。


先週、追加の種をまいた。

「もう遅い…いちおう植えるけど…もう遅い…」


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…初めての畑。

まあ、こんなもんだろう。

2012年10月17日 (水)

がんばらんにゃ~ききゃ~せんど!

今、畑から帰ってきた。

昼ごろにかなり激しい雨が降ったので、寒冷紗がへたっているだろうと様子を見にいったのだ。
鬼嫁に様子を聞いたら、

「今日は雨が降ったので、水やりはしなかった…だから畑の様子はわからない…」
と、まるでお姫様のような祝詞であった。


仕方がないので、長靴をはいて懐中電灯を照らしながら畑を見にいった。

…案の定、寒冷紗がたわんでいたので、横に束ねていたら…なにやら人の気配がした。


振り向いてみたら、H高野球部のユニフォームを着た3人のイカツイ連中だった。

「ボールか?」
「はい!こんばんは!…」

「トスバッティングでここまできたのか?」
「はい! …フェンスを越えたので…」

「さっきからここにいたけど、来なかったみたいだぞ!」
「はい! …すみません…」

「まあ…トスでここまで来たらいいことだが、もっと試合で打てよ!」
「はい! …すみません…」


こっちは晩酌後で足元がややおぼつかない。
ボクの懐中電灯で照らしながら周囲を探したが見つからなかった。


「また草を刈る時に見つけてやるからな! とにかく強くなれよ!」
「がんばります!」
「強う~ならんと ききゃ~せんど!」


「はい! …がんばります!」

「おっす!」
「おっす!」
「おっす!」
と、三人が帽子をとって頭を下げながらグランドの方に帰って行った。

さっき、鬼嫁にそのことを話したら、

「あんたみたいな おっさん! しかも酔っ払いが…高校生に…そんなことを言うて…あの子らはかわいそうに!…あんた! ホントにバカじゃね!」
と、ののしられた。


…つくづく鬼嫁である。
どう贔屓目に見ても…tobinokoさんの指摘は当たらない。


男心を分からないが『鬼嫁』。
まったく知ろうともしない。
鬼嫁ワールド全盛である。


…この称号を授けられた『はちべえどの』の洞察力に心から敬意を表して…今宵は閉じることにいたします。


2012年10月16日 (火)

遠隔操作

犯罪のたちが悪い…というか、性根が好かない。


秘術を尽くした戦いを勝手にすればいいのだが、
いまや「捕まえてくれ」という自爆直前の呈に近い。


「どうしてそのエネルギーを他にむけられないのか?」
と思うが、派手な打ち上げ花火をしたいのだろう。
どこかの「ibs細胞」の移植騒動と同じだ。


どこでそんな道に迷い込んだのだろうか?

たぶん…わざわざ迷い道に入って行ったのだろう。

そんな道は 少し暗くて 先が見えなくて なんとなく誘われる雰囲気が漂っている。

それは 人が生きていくうえで 何度も 誘惑されてきたものと 同じにおいがする。

その誘惑を どうやって 追い払うか?

自分に 自信がないやつは 他人を巻きこまないと 安心できない。


ボクは そんな やつは きらいだ。

目を みれば 分かる … だから 哀しい。

そんなヤツに限って 視線を 斜に構える。

…でも なぜか共通しているのは そいつらは けっして視線をそらさないことだ。

視線をそらすことは 負けだ と思っているのだろう。


相手にしたくはないが 厄介者は正してやらなければならない。 

2012年10月15日 (月)

筋肉痛or精神痛


土日の野良仕事で筋肉痛が出た。
毎週のようにゴソゴソ動いているのに…。


たぶん社の参道整備のために、小笹とイバラが生い茂っていた土手を刈り取ったときの後遺症だろう。


参道入り口を終えると、社にあがってひとり黙々と汗を流した。
ぼ~として休んでいると、部落のじいさんが軽トラで裏参道からやってきた。

「お疲れじゃのう。若い氏がおると助かる…」
「ボクもあと数年で定年ですが…」
来週の共同作業用に少し刈り残して山を降りた。


ベランダで一息つく。
Tobinokoさんのような東屋が欲しい。
土地はあるが、金と技術力がないので夢に終わりそうだ。
ガリガリ君をかじって体を冷やす。


次は家の周りの草を刈る。
これで今シーズン最後になればいいのだが、温暖化の影響で雑草もまだまだ頑張りそうだ。

ついでに畑の周囲にも手をつけた。
周囲の雑草に押されて、畝がかなり狭くなっていたので、丹念に草を刈って、平グワで畝部分を復元する。

ちょうど昼になったので、再びベランダに座りこんで、
「お~い!缶ビールを持ってきてくれ!」
「お母様のお見舞いはどうするの?」
「日曜日にするから、早く持ってこい!」
「ウソになっても知りませんからね」
と、ダメ出しと一緒に貰う。


夏の暑い盛りと違って、秋風が吹くこの時期に外で飲むビールはまだ格別である。
少しきれいになった周囲を眺めながら至福の時を過ごす。


午後も同じ作業の繰り返し。
5時過ぎには切り上げて、ハイボールに切り替えて、再び至福の時間を過ごした。


日曜日も昨日の続き。
畑にスクモ(もみがら)を撒いて土を柔らかくする。
田んぼでは、カラス、スズメ、セキレイたちが小米をついばんでいる。
収穫を終えたので追い立てたりはしないのに、スズメ達はボクの姿を見ると一斉に飛び立つ。
カラスとセキレイはボクを無視している。


鬼嫁が無言の圧力をかけてくるので、昼のビールは我慢する。
40分かけて母の見舞いに行く。
今日も老眼鏡をかけて週刊誌を読んでいた。

「あれ?今日は何曜日かね?」
「日曜日」
「いま何月かね?」
「10月」
「稲はどんなかね?」
「もう刈り終えたし、モミすりも済んだよ」
「出来はどうかね?」
「8俵とれたよ」
「そりゃ~よかったね」
…先週の会話と全く同じ所からのスタートである。

車椅子に座らせて、海岸べりにある小さな公園で世間話をする。

1時間ぐらいブラブラして病室に戻ったら、妹が甥坊主を連れて見舞いに来たのでバトンタッチする。
今の調子だと、何だか母の方が長生きしそうな気がする。
兄は来週、結婚式で帰ってくるが、こんな姿を見たら安心するだろう。


家に帰ると再び作業着に着替えて、墓の近くで枯れ草を焼いた。
燃え上がる炎と空に舞う煙を眺めていたら、急にしんみりした気持ちになった。


下の方で妻の呼ぶ声がする。
風呂の準備ができたのだろう。

実家に帰ってきてホントによかった。


2012年10月14日 (日)

物々交換

昨日に続いて、家の周りの草を刈っていると、
鬼嫁にとって、『最悪の友達』と称される、Tが突然現れた。


話を聞くと、
「今日はアッシー役。あと30分たたないと、車が動かん」
らしい。


草刈り機を止めて、しばし歓談。
コーヒーを持ってきた鬼嫁が、
「あ~ら…Tさん。昼間に見ると別人ですね…どなたかと思いました」
と、軽口をこたえる。


彼に日頃の恩に報いて、米30㌔を渡す。

すると、あいつが、『ノドグロの一夜干し』をくれた。
二人でベランダに座って海を眺めながら世間話。


「これで『つっぺ!』…じゃいや」
「まあええか…11月になったら呑もうぜ…」
と、話していたら鬼嫁がそれを聞きつけてきた。


「また…呑みの話かね…」
「○○さん…わしは、呑まんけど…ヤブ山がね…」
「バカタレ! お前じゃろうが!」

「それじゃあね…のん兵衛の話は長いから…」
と、鬼嫁はしずしずと部屋に入った。


…こうして今日の草刈り三昧は終わりました。


2012年10月13日 (土)

青天の霹靂

この週末だけ空いている。

来週の土日に、地元の社のクリーンアップ作戦があるのだが、息子の結婚式と翌日の行事のために参加できないので、表参道の草刈りをしようと思っていた。

休日は鬼嫁は朝寝坊。
ものの見事に使い分けている。


ようやく作ってもらった朝食をとっていると、電話が鳴った。

鬼嫁は、
「誰かも名乗らないで…ヤブ山君はいるか?」と言っているけど…でる?」
と言うので、電話口に出てみた。


「もしもし?」
「……おお…ヤブ山君か?」
「はいそうですけど…」

「わしじゃ…○○○○じゃ!」
「○○おじさんです?」
「おお…そうじゃ」


この部落の長老で、亡くなった親父と同級生の本家の爺さんだった。
部落にはヤブ山家と同じ名字の家がほかに2軒ある。


しかもこのおじさんは元をただせば、ヤブ山一族の本家である。
「おいじさん…なにごとです?」


「ごほごほごほ…あのな…○○社の○○をやってくれ!」
「?? …こんぴらさんですか??」


「ごほごほ…そうそう…」
「何をするんです?」


「ごほごほ…○長」
「はぁ? ○長って…何です?」


「ごほごほ…か・い・ちょ・う!」
「会長?」


「かいちょうをやってくれ」
「ボクが会長? 今年、世話人会に入れてもらったばかりですし、まだ現役ですから…お務めは無理ですよ」


「ごほごほ…わしが顧問になっちょるから…やってくれ」
「おじさん…ボクで…ええんですか?」


「ごほごほ…おまえ…ジゲによう帰ってきてくれた…先週の世話人会で…そう決めたから…来年の4月からお前が会長をやってくれ。もう決めたからのぅ!」


「おじさんに言われたら断るわけには…いきませんが…それにしても『ワヤ』ですよ!」


「ごほごほ…たのむど!」


「はい…わかりました」

…ごほごほ…ごほごほ…(これはボクの咳です。以下繰り返し)


2012年10月11日 (木)

酒飲みの言い訳

我が家には農業規模に比べて、どうみても大き過ぎる倉庫がある。

そもそも父が亡くなった頃に、建てた倉庫で、本来の目的は『車庫』だった。

いま、それをどうにかして車庫に戻そうと思案している。


「あれを…あそこに移動して…これを母屋の裏に持って行って…」
と、「夜なべ」しながら考えている。


そこに雑念が入る。

「ちょっとまてよ…倉庫の横にあった畑を元に戻せないか…でも、親父と40年前に植えた杉が3本成長しているし、あれを切っておかないと何もできないし…、栗を植えてもいいし、ナツメも欲しい…でもそれにしても、あれを復元するには人力では絶望的な仕事だ…」
と、こんな邪魔がある。


農業は、半年から一年サイクルだが、これに世代サイクルの目論見が混じってくると、判断に苦しむ。
それを考えながら酒を飲んでいると、一年があっという間に過ぎる。


実家に戻った一年でこのことを感じた。
ボクには決断力が欠如している。
思いきれない弱さがある。


ある人はそれを「お前の優しさだ」 「お前の取り柄だ」 と持ち上げてくれるが、
ボクにとっては、自分の弱点を指摘されているに等しい。


それを打ち破るのがいいか…、それを固執するのがいいか…?

毎晩、それを悩みながら…酒を飲む。


…日々、時が過ぎていくだけ。 それが哀しい。


2012年10月10日 (水)

田舎人(酒仙童子)になりたいおじさん

やっと都会の出張から解放された。


とにかく、朝起きて目の前にビル群が聳えていると気持ちが萎えた。


やっぱり家の前の…緑と田んぼ、裏山を眺めないと調子が出ない。


早く退職して、食べられるほどでいいから年金をもらって…酒をかっぱらっては…バタンキューで、毎晩好き勝手に眠りたい。


2012年10月 9日 (火)

夜なべ仕事

古米を送ることにしている宛先からメールが返ってきた。

「いつでも受け付けておりますので、着払いで結構です」


晩酌後のヘロヘロ状態で、倉庫の整理を始めた。


干してある玉ねぎの右にあるのは『稲わら』。
正月のしめ飾り用と、畑用に取っておいたもの。

雑に束ねているので恥ずかしいが、これも現実。
一人でやるのだから、恰好をつけている暇はない。
束ねてバラけなければ…それでいいのだ。


5俵入りの貯米器が、時代遅れで恥ずかしそうだ。

P1000218


(注)貯米器の上にみえる…藁で編んであるものが…ぴっけさんお気に入りの…『ほぼろ』…です。

これが奥の棚。

貯蓄米の袋が入っている。
今年は、さっさと送ろう。

P1000219

最後の写真は、倉庫の勝手口付近。

段ボール箱は、今週末、新宿に送る古米の山。


P1000220

また今晩も、夜中に汗をかいてパジャマを着替えた。

鬼嫁はブツブツ文句を言う。

でも、セレブのランチを食べたことに引け目を感じているようだ。

だから…目を合わせようとしない。

…よし、よし。

2012年10月 8日 (月)

秋晴れ

昨夜、遅い時間に出張から帰ってきた。

朝寝坊する予定だったが、やっぱり4時半に目が覚めた。
出張先でもそうだったが、この時間に起きる習慣がすっかり身についている。


まだ暗かったが、倉庫に行って乾燥機の様子をみる。
モミすり機と選米機を元の位置に戻して、いつでもモミすりができるようにセットした。

ブログを見て、新聞をじっくり読んでもまだ六時半だった。
鬼嫁はまだベッドの中で、こちらの動きをサーチしている。

7時になって再び外に出て、畑の様子を見て戻ったら、ようやく鬼嫁が起きてきた。

「疲れているんでしょ? よくまあ早く起きられるわね。でも昨夜は呑んだらすぐに寝たから、睡眠時間は足りてはいるんでしょうけど…」
と、皮肉を言いながら食事の支度を始めた。


腹ごしらえをして、最後のモミすりを開始。
貯米器に1斗入れたら一杯になった。

ここからは30キロ入りの袋に入れる。
貯米器が5俵入りだから、これから袋がいくつになるかで収穫量が分かる。


結局、ちょうど6袋だった。
2袋で1俵だから…5+3=8俵だった。

我が家の田んぼは1反なので、ちょうど反収8俵ということになる。
平均的なデキだろう。
去年が7.5俵だったので、スズメに襲われた割にはまあまあの収量だった。

その後、小米を田んぼに撒いて、倉庫の掃除をしたらちょうど昼になった。


午後から久しぶりに母の見舞いに行った。
ずっと忙しかったので、3週間ぶりぐらいだろうか。

病室を覗いたら、正座してタオルをたたんでいた。
鬼嫁の情報によると、「病棟で使うタオルをたたむボランティアをしている」のだ。


「すごいね そんなお手伝いができるの?」
「ああ…ひさしぶりだね…仕事が忙しいんかね」
「仕事も忙しかったけど、田んぼもね。今日の午前中で、モミすりまで済ませたよ」
「へぇ~もう済んだんかね。ようできたかね?」
「ちょうど8俵だったよ。去年よりもちょっといいみたい」
「8俵もあったかね。そりゃ~よかったね」


…と、立派な会話をした。
とはいえ、何度も同じ話の繰り返したが…。


それから車椅子で病院の周囲を散策した。
ちょうどいい季節なので、母も久しぶりに外の空気を吸って嬉しそうだった。


畑のこと、孫の結婚式のこと、家族のこと、家の周りの様子などを話した。


ボクも秋晴れの下で久しぶりにのんびりした。

2012年10月 4日 (木)

ぴっけ家症候群

昼前に仕事が片付いたので、家にトンボ帰り。

鬼嫁は先日の打ち上げと称して、山口でセレブなランチでも食べているのだろう。
こしらえてあった焼きそば定食を…ビールを二缶追加注文(冷蔵庫から)して、質素な昼食を終える。


もみすりは1時間で済む計算なので、先にやっつけることにした。

モミすり機を始動するとブレーカーが落ちるのだが、今日は一発で動き出した。
選米機もセットして、いざモミすり開始である。

P1000216

これをひとりでやる。
昔だったら家族総出で大変な作業だったが、モミすり機も小型化して、処理能力も格段によくなった。

予定どおり1時間で終了。
5俵入りの貯米器も9割近くになった。
意外に小米が少なかった。


次は、いよいよ残りの稲を刈る。
トラブル続きのコンバインが果たして動くか…?


…ダメ!!
スイッチは入るが、セルモーターが回らない。
何度繰り返しても一緒だ。


仕方がないので、昨日と同様に車のバッテリーをブースターでつないでみた。

…目の前で火花が散った。
「やばい!!」

プラスとマイナスを間違えた!
ブースターケーブルが断線したかもしれない。
端子をつなぎ換えたが、セルは回らない。


…農機具センターに電話。
「連日申し訳ないのですが…またコンバインが動かなくて…」
「いま修理に出ているので、午後からそちらへ行かせます。ヤブ山さんですよね?」
「はい、お願いします」

ずっと待っているのも気が焦るので、もう一度トライしてみた。
…やっぱりダメだった。


「!!…ギアがバック??」
…そう、ギアがバックに入ったままだったのだ。
昨日、倉庫に入れたときにニュートラルに戻していなかったのだ。


いまどきの農機具は、車と一緒で、ギアが入っているとセルが回らない。
スターターを回すと、「ブルルルル…」と動き出した。


「もしもし農機具センターですか? ヤブ山ですけど…動きました。済みません」
「よかったですね…そう伝えておきます」


恥ずかしさをこらえて、田んぼに行く。
2時間の勝負だ。

…順調に刈り続けていると、突然、右のクラッチが効かなくなった。
「あれ?もうちょっとなのに…なんとかなるさ」
と自分に言い聞かせながら、刈ろうとしたが…とうとうギアが入らなくなった。

もう最悪である。
自分でも情けなくなってきた。


「もしもし…農機具センターさんですか? ヤブ山ですけど…コンバインのクラッチが動かなくなりました」
「はい、すぐに向かわせますね」
受付のお姉ちゃんは優しい声をしていたが、きっと呆れた顔をしているに違いないと思った。


30分後、昨日のおにいちゃんが笑いながら軽トラでやってきた。
「やっぱり…騙しダマシじゃあダメですか」
「すまんねぇ…もう頭に来た」


おにいちゃんは症状を確かめながら、あちこち点検していたが、
「はぁ~ここのシャフトが外れてますね。何とかなるでしょう。その間、よかったらこれでも見ておいてください」

と、渡されたのは…新型のコンバインのカタログだった。

「あちこちガタが出始めると、一気にダメになるんです。昨日の症状がそうだったのでしょうね。そろそろ替えどきということです。修理代の方が高くつきますから…」

「もう十年以上たつからなぁ…」
「丁寧に使っておられますが、どうしても寿命は来ますから…」

「このクラスでいくらするの?」
「一番小さいので…135万円だったと思います」

「やっぱりね…これがダメになったらやめようと思っていたんだけど…」
「みなさんそうおっしゃいます。何とかギリギリまで使われてます。だから…コンバインの中古がなかなか出てきません」

「軽自動車を買うのと一緒だもんね。どう?直りそう?」
「はい! たぶんこれで今日のところは大丈夫と思います!」


こわごわ動かしてみる。
…すごい! 元通りになった。

「ありがとうございます! ホントにありがとう!」
「伝票は昨日と一緒に切っておきますね」

「すまんねぇ…もう呼ぶことはないと思うけど…」
「いつでもどうぞ…さっきのカタログ…置いていきますから」


農機具センターのお兄ちゃんは、ボクの作業を暫く観察して再び軽トラで帰って行った。


「やれやれ…これじゃ~ピッケさんのところと一緒じゃないか…」


そう呟きながら、残りを夕方前に刈り終えたのでありました。
おしまい。

P1000217

2012年10月 3日 (水)

頼れる人

5時前に目が覚めた。

まだ暗いが天気は良さそうだ。
すぐにでも稲刈りを始めたいが、コンバインは稲穂の露が乾くまで刈れない。

鬼嫁を6時に叩き起こす。
「刈るのは9時ぐらいからでしょ? まだいいじゃない!」
と、ぴっけさんとは天と地ほど違う言葉が返ってきた。

「なにぃ~!!!!」

(途中経過は省略します。…ホントはここが一番面白いのですが)


さて、朝食を済ませると田んぼに出て、スズメ避けのテグスとテープを外す。
田んぼの四隅はコンバインの回転用に手刈りしなければならない。

薄鎌でわっせわっせと刈る。
今朝は露が少ない。

9時過ぎに乾いてきたので、倉庫のシャッターを開けていざ出陣!

P1000205

コンバインも元気に始動した。


1時間ちょっとで上の田を刈り終えた。

P1000206

モミが8袋。
いつものデキだ。

ここでベランダに戻って休憩。


全部を刈ってしまうと、乾燥機に入らないので、下の田んぼの周囲を刈りながら7袋になるまで刈る。
…つもりだったが、コンバインがかからなくなった。

スイッチをガチャガチャやっても、うんともすんともいわない。
どこかの配線が切れたのだろうか?


JAの農機具センターに連絡したら、
「いま修理に出かけているので、午後一番で行きます」
という返事だった。


まだ11時なので時間が惜しい。
車を横付けして、ブースターケーブルで両方のバッテリーをつなぐ。

「かかりますように!」
と念じながら、コンバインのスイッチを入れた。

「かかった!!」
…天の助けである。


農機具センターに、
「とりあえず動いたけど、明日も刈るので予定どおりに修理を頼みます」
と電話して、止まらないように一気に刈り終えた。

午後、農機具センターの若いおにいちゃんがやってきた。
バッテリー、ヒューズとも異常なしだった。

「これは…どこかの配線が切れてますね。これは簡単には見つかりませんが…」
と言いながら、スイッチボックスを開けていじっていると、チャージランプが点灯した!

「あれ? どこかの接触ですかね。完全に治すのでしたら、センターに持って帰って、配線のハーネスごと全部交換することになりますが、かなり高くつきますよ。これで騙しダマシやってみます?」

「??…騙しダマシでやります!」

…ということで、出張代込みで「3,150円」の伝票をもらった。

昼に缶ビールを三つやっつけて、乾燥機の様子を見にいったら…「停止中」
エラーメッセージが出ていた。
マニュアルを見ると、「水分表示がでない場合」とあった。


「まあ…いいか」
と思って、もう一度停止してスイッチを入れたら動き出したので一安心。

それから一時間後。
再びアラーム音が鳴った。


「エラーコードは…水分表示がでません」


…、再び農機具センターに電話。
「すみません…今度は乾燥機が…水分表示がダメ!」
「いいですよ…今日の最後の仕事で行きましょう」
という温かい言葉。

なにせボクには明日の午後しか時間がないのだ。
明日、モミすりができなかったら、今秋の収穫はゼロに近い。
JAのおにいちゃんを倉庫の前で待った。

鬼嫁には、
「これで乾燥機まで壊れたら…たぶん10万円はいるかも?」
「ダメ!!! 結婚式があるのにお金はありません」
「バカタレ!!米が…ぐちゃぐちゃ!!」
…と、揉めているところにJAセンターの兄ちゃんがやってきた。


「水分表示が出なくてね…」
と言いながら案内すると、
な・な・なんと・…表示が出ていた。


「あれ? 出てる?!」


JAの兄ちゃんは優しかった。
「年に一度、機械を動かすと接触不良が多いんですよ。もうちょっと見ておきましょうね」
と言ってしばらく様子を見ていた。


…でも大丈夫。

「さっきの伝票と一緒にしておきますから」
という優しい言葉を残して軽トラックは帰って行った。


(2時間経過

…さっき、乾燥機は自動停止した。
表示を見ると設定した水分表示だ。
…やれやれ。


おまけにハチの巣の拡大写真を貼っておく。

倉庫の妻の一番高いところに作っている。
刺されたりしないので放っておいたが、見事な巣ができていた。

鬼嫁は駆除業者に頼むというので、最後の記念写真。


見ない方がいいかも?
立派な巣である。

P1000209


2012年10月 2日 (火)

鬼嫁考

鬼嫁は、ボクの職場つながりで旅行に行ったらしい。

そのつながりであれば、ボクにとって不利なこともあるまいと思っていたが、
今宵、ようやく鬼嫁から道中の話を聞いて笑ってしまった。


どうやら、
「似たもの夫婦」と「夫唱婦随」のジャンルがあるそうだ。


似たもの夫婦は、結婚前から、釣り合いのとれた夫婦。
夫唱婦随は、どちらかに似ていった夫婦。


鬼嫁が、
「なんで、あんたとすれ違った時に言葉を交わしただけで…みんなが私の夫と分かったのかしら?」
「ふふふ…お前はボクに惚れている…」
「ばか! そんなことを言っているのじゃないの!」


どうやら、鬼嫁とボクは似ているそうだ。

旅の途中で偶然出会っても、お互いに興味がないこと
二日ぶりに出会っても会話がないこと
お互い目を合わせないこと
「あれは誰?」と聞かれても、笑って応えないこと。


その言動が随分似ているらしい。
たぶん鬼嫁が真似したのだろう。

だから、今は缶ビール一杯だけだが、
そのうち、焼酎を一本空ける…はず。

会ってもあいさつをしないのは、ボクのせいです。

「おはよう」
…なんて言ったことがない。

2012年10月 1日 (月)

お先真っ暗


金曜日から出張だった。
昨晩、台風とすれ違いながら家に戻る。

鬼嫁は今日まで小グループのツアーで不在なので、朝寝坊をしないように携帯電話とプロトレックの両方にアラームをセットしてバタンキュー。
その甲斐あって朝寝坊はしなかった。

この週末には再び二泊三日の出張があるので、水・木曜日に代休を取って稲刈りをするしかない。
でも乾燥機の都合で一度に半分しか刈れないし、木曜日の午前中にはどうしても外せない仕事があるので、昼からとんぼ返りして残りを刈らなければならない。

いくらなんでもモミすりを済ませて残りを刈ることは不可能だから、とりあえず収穫を済ませて、夜になって初日分のモミすり、その後、二日目のモミを乾燥機に入れる手順になるから、一体何時に終わるのか見当がつかない。

しかも天気に恵まれ、コンバイン、乾燥機、モミすり機が全て順調であることが前提である。
コンバインがぴっけ家のように故障したり、モミすり機のブレカーが落ちたままになったりしたら大変なことになる。


それが終わったら再び週末にかけて二泊三日の出張。

来週の土日は何もないのでリフレッシュするのはここしかないが、山に行く元気もない。
なにせ、その翌週の週末は、息子の結婚式で親族代表のあいさつをして、翌日は仕事のイベントであいさつ…と、公私ともにプレッシャーのかかる週末を控えているので、なかなか遊ぼうという気にはなれない。


その次の週末も行事がびっしり入っているので息つく暇もない。
晩酌を欠かしてはいないが、落ち着いて呑めない。

みなさん、11月中旬になったら遊んでくださいね。


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