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2012年12月10日 (月)

なんでこうなるの?

いちばん日が短いこの時期の、朝夕は暗い。

家の前まで車を上げるので、ボクが帰ってきたことは分かるはずだ。


何もなければ、鬼嫁は玄関まで迎えに出てくることはない。


今日はボーナスの日だ。

少しはいたわりの…ねぎらいでもいいから…三つ指ついて、
「おかえりなさい」
と殊勝に迎えるかと思っていた。


…ところが、腕組みをしたまま出てきた。

いつもの「鬼嫁立ち」である。


「三顧の礼で迎えるべきこの日に、この態度は何か!」
ときっぱり言ってやろうかと思ったが、

「あれかな?」
と逡巡してしまった。


鬼嫁がのたもうた。


「あのね! また来たのよ!」

「??…イノシシか?」

「ちがう!縁側の前にあるのよ!」

「なに?」

「鳥が死んでるの!」

「また窓に当った?」

「朝気がついたけど…ずっと動かないの」

…万事がこうである。

びっけ家であれば、嫁が鄭重に葬ってあげるはずである。

我が家は、いきなり命令される。

ボクは玄関に上がれないまま、倉庫に行って長靴をはき、スコップと懐中電灯を手にした。


暗がりの中で、山の隅に埋葬した。

…再び、我が家の玄関に入る。


もう鬼嫁はいない。


まあ…食事の支度をしていたから小言は言わなかったが、

…………………………………


※以下、その後の実話?である。


「今日はボーナス日だぞ!」

と、叫ぶなり鬼嫁を足蹴にした。


「あれぇ~、許して た も れ」


「バカたれが! 出ていけ!」


「…じっ、実家に帰らせていただきます」


「二度と帰ってくるな! バカたれが!」


(ここで鬼嫁が泣く)


「やかましい! 泣くんなら外で泣け!」


「おねがい ゆるして!」


「いつまで そこで泣いちょるんじゃ! ばかたれ!」


「おねがい! もう二度と悪いことはしませんから…」


「外で 寝ちょけ!」


…こうして、鬼嫁はとうとう外に出されてしまいました。(おしまい)
 
 
  
 
 
 


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コメント

イケマセン!!幻覚症状と思われます、酒量をtobinoko並に1/10程度に減らしぴっけさんに近づくべく聖人君子を目指しましょう。

追伸です。
オタクの鬼嫁さんは優しいですよ、玄関での命令でしょう。
我家では靴を脱いでサア一杯のタイミングで畑から何々を採ってきなさいですよ、
もっと早く言っていただきたい。
だから懐中電灯とヘッドライトと長靴はこの時期の生活必需品三種です トホホ。

▼tobinokoさん
理解できないのは、朝、鳥の亡骸を見つけながら、それを放置していた感性です。
カラスやトンビならまだしも、だぶんヒヨですから、かの鬼嫁でもきちんと葬ってあげることはできたはずです。
それをわざわざ私が帰って来るまで、放置しておくとは!
と、きつく言ってやりたかったのですが…後半部分は寓話の世界になりました。
…この続きは、最新のブログでどうぞ。

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