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2013年1月17日 (木)

鬼嫁の半仁王立ち

定時に家に帰った。
何もなければ、鬼嫁は仁王立ちはしない。

今晩は、玄関で何のリアクションもなかったのでいつものようにリビングに入った。


ところが、リビングに入ってみると、鬼嫁が腕組みしてボクの目の前に立った。
こんなバージョンは初めてである。

昨晩は、ついつい昔のバイトのことを思い出して思わず書いてしまったが、このブログは知らないだろうし、顔が怒っていない。
むしろ疲れている。


余計な争いに巻き込まれたくなかったので、目を合わせなかったら、いきなり…きた。

「あのね!3時間もセンジョウニ巻き込まれたのよ!」
「ふ~ん」

「3時間よ!」
「ふ~ん」


「あなたね!聴いてるの?!」
「なにがあったの?」


「だから言ってるじゃない!」
「なに?」

…要は、自分の父が昨日からお腹の具合が悪くて、今日、病院に付き添って行ったのだが、処置室に入ったまま3時間待たされた…あるドラマを語りたかったようだ。


ボクは風呂から上がって、晩酌をしながらその話を聞いて、ようやく、ストーリーの全貌が把握できた。


「センジョウ」…は、腸の「洗浄」だということが、20分ぐらいたってから理解できた。

話の途中で、そんなことを言ったら平和が戻ってこなくなるので、

よく全貌は理解できなかったが、

「大変だったね」
とつぶやいたら、

「そうでしょう!」
と言われたので、開戦は避けられた。


…と思ったが、予期せぬ続きがあった。


「内科でずっと待ったんたけど、よその…ご主人が優しのに驚いたわ。
具合が悪そうな奥さんには、必ず旦那さんが付いてきているのよ。
それも3組!!」


「それもね、一緒に診察室に入って、出てきたら…
旦那さんは、奥さんの容体を気にしながら
…二人で『よかったね』と涙ぐんでいるのよ」

「たぶん、ぼくもそうすると思う」


「ウソ! 奥さんにポカリを買ってくるけど…渡すときに、どうすると思う?」
「持ちやすいように渡す」


「でしょ?! キャップをねじって渡すのよ!」
「奥さんは動けないんじゃろうが」


「あのね よそのご主人は そこまでしてくれるのよ!」
「悪事をしたからかも しれん」


「ちがうの!渡してから…手を握って励ましているのよ」
「演技をしてるんじゃないの?」


「だ・か・ら! あんたは薄情なのよ!」
「特別な夫婦がいたんじゃないの?」

「そんな夫婦が3組もいたのよ!」
「ほ~、光市のベストスリーがたまたま鉢合わせしたんじゃないの?」


「あれが…普通なのよ!」
「たぶん ボクもそうする。できる!」

「そんな口先だけのことを聞きたくないの!」
「でも 聞いたら 嬉しかろうが?」

「あなたは ホントに 薄情と思う。ゼッタイね!」
「ボクは優しい…仏様と呼ばれている」


…ボクは何も悪くないし、優しいことはお分かりいただけたと思う。

すべて鬼嫁からの『いいがかり』である。


今トド状態で寝ているが、

要するに、

「腹痛を訴えた父を病院に連れていったら、処置室に入ったきり、腸の洗浄に3時間も待たされた

…ので、疲れた!」

ということをボクに伝えたかったのだろう。


その途中で、3組の偽善夫婦の様子を垣間見て、正気を失ったに違いない。


しかし、よくまあ…天然記念物が一度に三組も集まったものだ。

インフルエンザにはご用心ください。


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コメント

ヤブヤマさん、こんばんわ。
日々色々な事と闘っていらっしゃいますね。
じーんとしたり、吹き出したりして、自分を振り返っています。
ありがとうございます。

▼うらん さん
迷惑メールかどうか迷いましたが、リンクも貼ってなかったので公開しました。
迷惑メールだったら…後日、削除します。
ホントのメールだったら…ありがとうございます。

先ほど、素面で帰ってきました。
いつもだったら、即削除していたかも?

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