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2013年1月30日 (水)

跡取りの心痛

びっけさんの昨日のブログを読んで考え込んだ。


「米さえ作っておけばなんとかなる」
という時代があった。
…確かにあった。


それと、年金生活になれば『年金をもらいながら好きなことができる』と思っていた。
…確かにあった。


現役世代のボクでさえそういう記憶があるのだから、やっぱり、
『右肩上がりの時代』の影響は大きい。


だいいち…給料が下がるなんてことは想像すらしなかった。


「このまま働いたら給料は上がるし、定年後は年金をもらいながら好きな生活ができる」
と、誰しもが思っていた。


ところが今の時代は違う。

少子化と高齢化が一度にやってきて、年金の制度設計は一気に破たんした。

こうなることは20年以上前から分かっていたことだが、それをもとに公言することは政治家にはできなかった。

夢がないからである。


そもそも拡大再生産が経済発展の基礎だが、それが壊れたときにどうするかは、都市文明では解決できない。

さて、農家の跡取りの問題。


いくら長男が生まれてきても何の解決にもならない。

我がヤブ山家一族にも、幸いなことに長男は生まれたが、今は、遠い県外に住んでいる。

そのキャリアを生かし、立身出世して家庭を築くことが一族の誇りである


そして、なぜか次男のボクが実家に戻ってきた。


でも、こういう状況は、今のボクたちの世代はよく分かるのだ。


生きていくために、そして親を安心させるために、できるだけ安定した就職先を探したい。

そしてそれで親を安心させたい。

…みんなそう思って頑張った。そして、その結果がそうなのだから、誰も文句は言わない。


そして、それをなじる親はいなくなりつつある。

ボクは次男だが、なぜか実家に戻ってきた。


田んぼも 畑も 山も 大事にしている。

できれば これをずっと守って行きたい。

でも…もう無理だろう。

自分でも分かっているが、とりあえず…目の前のことに向かっていくしかない。


鬼嫁からは、
「あなた きちんと始末だけは してよね!」
と言われているが、

「あとはどうでもいい…」


みんな 自分の時代を 自分がやりたいように 果たしていけばいいのだ。

先のことは考えない。


「自分の時代さえ あとにつなげれば … あとは 次の代が どうにかする…」

…そうでも思わないと、ボクは何もできなくなる。


(補遺)
びっけ家の長男さんとの違いも書いておかないといけないので、ちょっと書きます。
私は農家の次男です。
小さい時から、
「お前は次男だから、どこかに養子に行くか、外に出る」
という雰囲気で暮らしておりました。
ところが、オイルショックの頃、理系を目指していた二つ上の長男の就職がままならなくなって、結局、都市部の大手企業に就職しました。
どこにいってもよかったはずの次男は、そんな雰囲気にもめげず、勝手気まままな人生を歩んでいたのですが、そんな長男の就職を目の当たりにして、
『アリバイ工作』のつもりで地元の就職試験を受けたところ、たまたま引っかかって…。
そういう事情ですので、参考にはならないとは思いますが、
いくら周到に仕組んでも、たまたま偶然が重なったにしても、
「人間の目論見は そんな簡単に うまくいくはずはない」
…と思います。
Natur gerasen

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コメント


  やぶやまさん・・・息子さんは ずっと やぶやまさんの背中をみていらっしゃいます。
やぶやまさんが 大切に思われているものや価値観を しっかりと受け止めていらっしゃると思います。

 やぶやまさん、
私は 自分に与えられた 
私に出来る精一杯を果たしていこうと思っています。

 考えるのはもうよそう・・・と思ってもまた思っている
やはり そこからは 逃れようとしても逃れられず・・・いつも重くもたげてきます。
考えたって どうなるわけでもないのに・・・。

 はははって 笑って過ごしかありません(*^_^*)
10年後も笑っていられるかな

 
  

▼びっけさん
肝心なことを書くのを失念しておりました。
仮に男子がいても、すんなり「あとつぎ」にはなれません。
そのことを書こうと思っていたのですが、自分のことばかり書いてしまいました。
バカ息子は県内には戻ってきましたが、いつ転勤があるか分かりませんし、今の職場は我が家から通勤できる距離ではありません。
だからボクは自分の代で終わり…と思っています。
息子が65歳になるのは、あと36年後です。
そのときボクは94歳ですから…たぶん25回忌頃でしょう。

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