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2013年4月 5日 (金)

とりあえず復活

今週は歓送迎会が続いたので、電車通勤にくたびれた。
汽車…いや電車は好きなのだが、早朝・最終がこう続くと…おじさんの体力は消耗する。


電車を待つ間に見かけたこと。

先週、今週は春休みで、就職・進学のシーズンだ。
ひなびた駅でも、旅立つ我が子を送りにいく人が増えた。

付き添いは母親が多い。
息子や娘たちに何か言い聞かせている。

そんな母を横目に息子はよそを向いて聞かぬふりをしている。

娘たちはそんな母親とおしゃべりばかりしている。
そうだろう。
それが男であり女である。
どちらも正しい。
それでいいのだ。

そんな中に、ボクが懇親会のために電車で職場に行くとき、いつも立っているおじさんがいた。
ときどきにしか乗らないが、彼は四つ目の駅で降りることに気がついた。
いつも前から二番目のドアの前に立っている。


物静かで背筋が伸びて立派である。
微動だにしないで電車を待つ姿勢は尊敬に値する。
ボクが先に乗降口に立っても、きちんとその後ろに並ぶ。


三月の終わりごろ、そのおじさんの横に娘がいた。

娘は…そのおじさん(たぶん、お父さん)に一所懸命話しかけていた。

ところが、そのおじさんは、その子を見ないまま、
「ああ」
「おお」
「ん~」
と言うばかりであった。


ボクは座席に座っていたが、彼らは立ったままだった。

あのおじさんは、いつもの出勤だったらT駅の次で降りるはずだ。
でもあの様子だと、都会に羽ばたいていく娘を送る朝である。

娘はT駅で新幹線に乗るに違いない。
「さあ、おじさんはどうするのかな?」
と興味が湧いてきた。


この堅物のおじさんが、いつもの出勤のついでに…娘の旅たちをどうするのか?

「ボクなら…『じゃ~な』と目を合わせずに分かれるな…」
と思って横目で見ていた。


…ところが彼は、静かに娘と一緒に電車の後ろの方に移動していった。


「お前 恥ずかしいのか!」
と追いかけて行きたかった。


でも答えはわかっている。


…たぶん、彼は優しい父だ。

…酔いました。

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