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2013年7月19日 (金)

遠き山に日は落ちて

さっき田んぼの様子を見にいって、この歌を口ずさんでいた。


続きは、

星は 空を ちりばねぬ

今日の業を なしおえて …


夏のキャンプファイアーで歌う歌だ。
strangerさんなら全て歌えるはず。


高校から大学生になるまで、真夏の『青年の家』で歌っていた。
後半部分をもう忘れた。


それを口ずさみながら、部落の夕景色を眺めた。
幽霊屋敷という言葉はあるが、もうすぐ…『幽霊の森』が出現する。


僅かに残った山が放置されている。

ボクが中学生の頃、地籍調査があった。
そのとき、滅多に見ないおじさんが現れて、
「ここが境界だ! 昔からここだった!」
と言い張っていた。


それは、昔からの山道ではあったが、全然手入れがされないので、仕方なく我が家の方に迂回させた道…のさらに3尺入った地点だった。


子供のボクにも分かったが、立ち会う前に、父が、
「うるさく言うようだから、とにかく手を打つ。
あとは地籍調査で固定資産税を払うのだから、とにかく関わりたくない」
と言っていた。

父は、落ち着いた声で、相手の目を見たまま、
「そこでいいから…これからは、ここから向こうのあなたの山をきちんと手入れをしてくれ!」
と言いながら、境界の目印を刺した。

…あれから40年以上経った。

我が家には影響はないが、下の家の後ろには放置された山が残されている。
里山と言えばイメージがよいが、温暖化の時代だから里山は…『猛林』になる。
木は生い茂り、落ち葉どころか、いつ台風で倒れてくるか…近所の脅威になっている。
手入れはされていないし、土手の草は部落の人がボランティアでやっている。
固定資産税は子孫が払っているのかどうか分からないが、台風で倒れたら3軒に被害が及ぶ。

夕暮れの中、そんなことを思いながら、
「今の自分が元気なうちに…できるだけ整理をしておかないと…子々孫々が困るだろうな」
と、切実な気持ちになった。


先祖は…晩年、こんな気持ちで…晩年を過ごしていたのだろう。


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コメント


  やぶやまさん

 暑い日が続きますね。

 やぶやまさん 祖先が過ごした時代に比べ 随分と様変わりしました今
 祖先はこんな時代が訪れること事を・・想像だにしなかったのではないででしょうか

  そして 私たちは 次世代に 何をどう残して伝えていけばいいのか 悩むところです

 こうしたブログを通して 同じ環境にある方の思いや苦労を共有することで どんなに 慰みになる事か・・・

 遠慮がちに 勇気を出してコメントを書いたり
コメントを頂いたり・・・とっても なんか 力になります

 希望を持って 取り組むしかないですよね

▼びっけさん
時代はもっと深いところで動いているのでしょう。

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