2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

« 彼岸 | トップページ | 発動機 »

2013年9月24日 (火)

言うても聞かぬ者たち

昨日の恨みを書く。
米作りと人生論が主なテーマである。


乾燥機から籾摺り機にモミを入れると、玄米となって出てくる。
これを『ふるい』を担当する選米機にかけると、規格外の小粒の米が出る。

『こごめ餅』や『味噌』、『こごめ粥』などに活用できるし、JAが回収する地区もあるらしいのだが、どれも面倒なので田んぼに肥料替わりに撒きに行った。

すると田んぼにいたスズメ達が一斉に飛び立って団地の屋根や電線に逃げた。
みんな恨めしそうにこっちを見ている。
ボクも屹立としてヤツらを睨みかえしたが、どれもどれも…ぷくぷく肥えたヤツらばかりだ。

1斗缶から小米をすくって薄撒きしながら、スズメ達に呼びかけた。

「おい!収穫が終わったらこんなに餌を撒いてやるんだから、来年は、ちゃんとそれまでおあずけだぞ!」

スズメ達は「チュンチュン…」と、騒がしくしゃべっている。
「早くあっちへ行け」と言っているに違いない。


…まるで鬼嫁と一緒ではないか。

人の言う事はまるで聞く耳を持とうとしない。
最近は自分が思ったことがすべて正しいと威張り腐っている。


その証拠に、家に帰ってスズメ達のことを話したら、
「スズメ達も必死なんだから、少々食べさせてもいいじゃない」
「バカ言え!去年より2俵も少なかったんだぞ」

「刈るのが少し早いから今年は少ないだろう…って、このあいだ言ってたじゃない。スズメに八つ当たりして…」
と、ボクの頭を爆発させるような返事が返ってきた。


こいつはスズメと同類である。
ボクが作った食糧を必要以上に食べて太っている。
その証拠に…ぷくぷく太っているし、ボクのことを分かろうともしない。

鬼嫁は田んぼに入ることはないので、どれだけヤツらが稲穂を食い散らしているか知らない。
世の中にはびこる…感覚的で無責任なきれい事だらけの…擁護論と同じだ。

ボクを攻撃することにより自らのストレスを発散し、なおかつ十分すぎる栄養を吸収しているのだ。


ボクは本来慈悲深い人間であった。
ところが田畑に精を出すにつれて、季節の移ろいは豊かに感じるようになったが、あにはからんや…害虫や害鳥には戦闘意欲が湧くようになった。
普通に飛び交う昆虫や鳥たちに敵意を抱くことはない。
その中の一定の連中には、俄然、闘いを挑む。


同じ種に対して、親近感を覚えたり、敵意を抱くことのあさましさは自覚している。

本来、控えめで口数が少ない性格だから、それを口にしないだけだ。
ところが、鬼嫁はそれにつけこんで、ボクをケチで料簡の狭い人間と決めつけているのだ。


ボクは悲しい。
米の品種を変えて仕事との両立を図り、その上、スズメには共存を呼び掛けている苦労を全く分かっていないのだ。


晩酌をしながら、どう落とし前をつけてやろうかと考えていたら、鬼嫁が、

「あのね、今週と来週はあなた東京に行ったり来たりでしょ?だから私も…K子は盆に帰ってこなかったから様子を見に行こうと思うの。ついでにY子の所にも寄って孫たちに何か買ってあげようと思って…。同じ日に行って、同じ日には帰れるようにしたから…」

…10日間のお上りさんだそうだ。


ボクは慈悲深い。
なんでも許してあげよう。

カレンダーで計算してみると4日間のビバークになるようだが、ボクは掃除洗濯、家事一切をてきぱきとこなすつもりである。<完>


※補遺
ちょっと悪口を書きすぎたかなと思って、いま5分ばかり夜風に当たりに出た。
月の光を受けた自分の影を見て、
「鉄人28号の模型は…10万円までなら買おう」と決意した。
そして、うたた寝をするトド…いやスズメに、
「ガンダムを買ったついでに、鉄人28号を買うバカなヤツがいたら殴り込みに行く」
と宣言したら、
「むにゃ、むにゃ…」と寝言を言った。
そしたら、はちべえどのがわけのわからないコメントを書いていた。
ボクの頭は爆発したままのようだ。

« 彼岸 | トップページ | 発動機 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/545713/58258539

この記事へのトラックバック一覧です: 言うても聞かぬ者たち:

« 彼岸 | トップページ | 発動機 »