合繊のしめ縄と房づくり
昨日は7時過ぎに出て、午後の11時頃に帰宅。
ブログを書く元気もなく、一気に晩酌をして爆睡。
今日は、部落で金毘羅社の一斉清掃とその後のしめ飾りの支度。
やっぱり5時すぐに目が覚めて、しとしと降る雨を恨んだ。
でも結局、部落の清掃は決行されて、多くの人が草刈りに出てくれた。
1時間後、世話人が10人ばかり残って、いよいよしめ縄のお披露目と房づくりを始めた。
ボクと下のTさんがしごいた藁を持って上がる。
先生役のKさんがおもむろに登場だ。
今日は、若い衆にもお願いして手伝ってもらうことにしている。
まず、古いしめ縄を外す。
次に、しごいた藁を三つに分ける。
それを結束して、折り曲げるところを軽く叩く。
房は、しめ縄からぶら下がる。
そのためのヒモを用意する。
先には、ヒモが抜けないように小枝を結んでおく。
これがよく分からなかったところだ。
どうやって抜けなくするのか興味があった。
こういうことだったのか…。
このヒモを稲わらの束の真ん中に包み込む。
そして、ストッパーの小枝の少し上あたりで結束する。
手探りと勘でヒモでくくる。
これを吊るす。
誰かが、「アンコウのつるし切りですな」とつぶやいた。
この辺りから企業秘密にしよう。
分かる人には分かるだろうが、これからがハイライトだ。
動画にはできなかったけど、写真で工程をしっかり残しておいた。
棟梁は、何度も繰り返しながら教えてくれた。
棟梁の紹介で制作された『合繊のしめ縄』をかける。
数万円したのだが、棟梁に言わせれば、「100年しめ縄」だそうだ。
「朽ちたら…天国まで追いかけて…『やっぱり藁で編んでください』と言いますよ!」
と軽口をたたいた。
たぶん…しめ縄はねじりながらよっていけばなんとかなると思うが、この房の作り方はネットで調べてもよく分からなかったのだ。
だから最後は企業秘密にしておこう。
これが…部落の伝統・文化だ。
ボクよりも若い人が4人も来てくれた。
だぶん彼らの脳裏にも焼きついただろう。
ビールを呑んで散会したが、久しぶりに充実した一日だった。
« もう2週間頑張る | トップページ | なるほど…そうなのね »
「部落の行事、昔の習慣・風俗」カテゴリの記事
コメント
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/545713/58422509
この記事へのトラックバック一覧です: 合繊のしめ縄と房づくり:
房の作り方も所によって違うようですね。
僕たちは房も注連縄も藁だけで作ります。
でもtobinokoは左縄はおろか縄そのもの編んだ事が無い。
今は指が痛いくて教える側に立ちたく、インチキ房作りの技を実践伝授中です〜
当地の氏神様にも10年注連縄が今年から本殿内に、そんな時代なんですね。
そうしてでも守り続けて行きましょう。
投稿: tobinoko | 2013年10月20日 (日) 23時09分
▼tobinokoさん
写真を撮りまくりました。
若い衆がいたので、
「あんたら やってね!」
とお願いしたら、
「ヤブ山さん! 写真は撮るから ずっとやってね!」
と言われました。
投稿: ヤブ山 | 2013年10月26日 (土) 20時32分