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2013年10月15日 (火)

ヤブ山爺さんのひとりごと

昨日は孫の宮参りだった。
下関まで車を走らせ、息子一家と嫁側の両親の7人で神妙にお祓いを受けた。

こんなボクでも…立派な爺さんであり、3人の子の親である(自覚はないが…)。


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昼食は近くの料亭で舌鼓を打ったのだが、ビールや焼酎をしこたま飲んで、鬼嫁の運転で夕方戻ってきた。

出かけるときに下のTさん一家が、ハーベスタで脱穀をしていたのだが、倉庫から乾燥機の音がしていない。
赤い顔をして覗いてみると、Tさんが乾燥機と格闘していた。

ハゼ掛け米なので、水分は15%弱のようだ。
水分設定に悩んでいたので、「うちは14.5%でやっているよ」
と話していたら、現役を引退して週3回デイサービスに通っているおじいさんが杖をついて現れた。

やはり心配でならないのだろう。
しゃべるのもかなり不自由になっているのだが、おおきな声で、
「14.5!」
と叫んだ。


「すごい!ちゃんと覚えているんだ!」
とみんなで感心した。

乾燥機が無事動き出したのを確認して、我が家の倉庫に戻って薄暗くなった中で、夜なべの続きをした。

これで夜なべも三日目である。

金毘羅社のしめ縄は漁網の特性品が仕上がっているので、来週の日曜日にそれを鳥居に設置して、『房』を三つこしらえる。


これを三つ作る予定だ。

 
 
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ほぼその量は確保できたと思うが、ついでに我が家の正月用のしめ縄飾りの材料も準備することにした。

今回は、ていねいに一本一本シゴをしているので、少しはきれいに仕上がるかもしれない。
しかし、それにしてもM2爺さんの藁は、青くて少し長い。
たぶん品種はモチ米だろう。
しかも少し早めに刈られたもののようだ。
普通のうるち米の穂ではここまでの色あいは出ないだろう。


一本一本育ち具合を選別しながら皮を剥ぐ。
どれも同じように育っているように見えるが、手に取ってみると少しづつ違うのに気がついた。
稈(ストロー)に節があり、そこから葉鞘(皮)が伸びているのだが、これを全部剥がすと短すぎるので、1~2枚残すようにしている。


 
 
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去年、M2翁から見せてもらった「正月用のしめ飾り」の最高級品は、『袴』(下に下げてある束)に節がなかった。
「節の間が長いのを探して、節のすぐ上で切って、節が見えないようにしたんじゃ!」
と説明を受けた時には愕然とした。
さすがに『市』に出荷する製品は立派である。


ここまで来ると、こだわりを遥かに超越している。
やはり『一億光年』かけた驚異の工芸品である。

一枚一枚、葉鞘を剥がし、節のすぐ上でカットしてみたが、我が家の藁は節の間隔が狭いのでM2爺さんのようにはいかない。
改めて年寄りの知恵と工夫に恐れ入った。


ボクもいつかは…『ヤブ山爺さんに習え!』と呼ばれるような技を身につけたいが、命が尽きる方が早いような気がするんですよねぇ…。


…と、写真を入れる気力もなく昨夜ここまで書いていた。


さて、今宵も夜なべ。

一時間頑張った。


その成果がこれ。
 
 
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その残滓がこれ。

 
 
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これを残滓と呼ぶか、ボクの抜け殻と呼ぶか…。

今宵は、『一心不乱』という言葉を思い出した。
ボクはその境地に達していなくて、色々なことを考えた。
でも手は動いている。

これが…セカンドステージだろう。
手を動かしながら、あれこれ思い描くことができる。
まあ…井戸端会議のレベルに到達したのだろう。


でも、月に照らされた男には幻想しか浮かばないのだ。


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