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2013年10月12日 (土)

一万光年の世界

今朝から頑張った。
まず、自分の班とE翁の班に秋祭りのビラを配って回った。

朝7時から40分で終了。
まさに朝飯前である。
鬼嫁の和食定食を食べる。


K翁が『しめ縄を漁網で編んだのがあるぞ』
と言っていたのを思い出して、戸仲漁港へ行った。


なるほど…これだな。


001

K翁が見当たらなかったので、とりあえず家に帰って、K邸に電話した。
たぶん50年ぶりぐらいだろう…おばさんが電話に出た。

「あのう…ヤブ山ですけど…分かります?」

「??…まぁ~!! ヤブ山ちゃんかね!。
 あんた 金毘羅さんの会長をしよるんてね!
 頑張りさんよ! なんぼになったかね?」

「親父が死んだ歳より 二つ前です」
「あんた! 長生きせんにゃ~いけんよ!!」
「はいはい…」

K爺さんと話をして、編んでもらうことにした。
樹脂製なので10年以上はもつ。

これまでは、この爺さんが、毎年、藁で編むときの指導役なのだが、今年で80歳を迎える。
今でも半分現役の漁師だが、もう年には勝てない…と言っている。


役員たちに了解を得ることにした。
数万円かかるので、きちんと根回しをする必要がある。

E翁を訪ねて説明をする。
次は、K爺さんの同級生のM2さん。
几帳面な性格なので、朝市の会場まで追いかけて行って説得した。

次は、会計係のF翁。
次にM1翁の所へ行った。


「まあ!! ヤブ山ちゃんかね!」
というおばさんに捕まった。

たぶん、最近出会うおばあちゃんは50年ぶりぐらいの人ばかりだ。
20分ぐらいつかまって、ようやくおじさんと話ができた。


これで一安心。
K翁に発注を正式にお願いした。


この時点で10時。
やっと草刈りを始めた。

あとはいつものようにヘロヘロになるまで刈りまくった。
夕方5時まで刈ったが、まだ3分の一ぐらいだ。

縁側で休んでいると、鬼嫁が、
「M2さんから電話よ!」

「あれ?気が変わったかな?」
と思いながら出てみると、

「おい! 房を作ると言ってだろう?
 あの藁は丁寧に下ごしらえしないと…きれいにならんぞ。
 正月のしめ飾り用に下ごしらえしているのがあるから…取りに来い!」


おっちゃんの家まで車で1分。
倉庫の前で待っていた。

「おい これじゃ!」
と一束を渡してくれた。


家の倉庫に置いて、あとは晩酌三昧。
足元がおぼつかなくなるまで呑んで、さっきから倉庫で精を出した。


これがM2翁の見本である。

003

房は三つ必要だから、この束をあと二つ作る必要がある。

百姓をしていない人のために書いておくが、これは藁をていねいに剥がしたものだ。
ボクは2時間でできると踏んだ。

藁はたっぷりある。


004

写真では少ないように見えるが、これでも20束ぐらいある。

去年の正月のしめ縄飾りが雑にやったので、今日はM2翁の言うとおりに一本一本、きれいに皮をはぐことにした。


1時間経過した。


005

頭がふらふらしてきた。
M2翁の束と比べてみた。
「少ない!」


たしか…翁の倉庫にはこの大きさの束が50ぐらいあった。


もう一時間頑張った。


006


この差に愕然とした。

仕上がり具合も違うが、それ以上に時間の経過に驚いた。


M2翁は…いったい…何時間、何日かけてやっているのだろうか?????

ボクの計算では…『一億光年』


…参りました。来週までに間に合うかな。

この束を3倍に増やして、あと二つ作らなければならない。

毎晩…夜なべです。

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コメント

我集落にも3年に一度しめ縄作りの順番が回ってきます。
来年当番なので今年は余分に藁をとり只今乾燥中。
こちらでは稲わらを綺麗にするのをソグルと言いますが、
しめ縄を作る晩に皆でソグリます。
僕達は1本1本するわけでは無いから、ちょっと手抜きのようですね。

▼tobinokoさん
とうとう合成繊維のしめ縄にしました。
賛否は色々ありましょうが、「房は毎年作ります」と言い訳をしながら長老衆に説明して回りました。
でも、一番逡巡したのは…このボクでした。
たぶん、みんなそのことを察知してくれたのだと感謝しています。

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