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2014年3月 7日 (金)

イボの想い出(最終章)

…ボクはようやく自分に立ち返った。

火曜日に抜糸をして、今日、最後のベールをとった。

邪悪が棲みついていた痕跡は消え去り、ボク自身が立ち返ろうとする萌芽があった。

その儀式をボクが厳かにやろうとしていたのだが、場所が悪くてなかなか絆創膏を剥がせなかった。

それをみた鬼嫁が、
「なにかね! しゃっと!…はがしゃ~えかろうがね!」
と、ボクに近寄ってくるなり、いきなり…「えぃ!」と剥がしてしまったのである。


医者からは、「金曜日に剥がせばそれでいいです」
と言われていた。

大手術の後だから、縫合したところが口が開かないように、慎重に剥がしていたのに、
鬼嫁は…それを…あっという間に引き剥がしたのである。

ボクは口が開いたと思った。

次に激しい痛みが来ることを覚悟した。

そしてそのための心構えと体勢をとった。


「なんかね…こんなんかね」
という鬼嫁の声で我に返った。


肘をまげてどうにか傷口を確認した。


…そこには、醜いクレーターと縫合の跡があった。


「化膿の恐れが 僅かに残っている可能性は 否定できない」

「どこがね?」


「組織の残置は 未だに確認されていない」

「そんなに心配なら 何か塗っちょったら!」


ボクは嫁からは逃れていないが、悪の子孫はけ散らすことはできた。

たぶん、これからは本来の自分を取り戻すことができるだろう。


…自分でもアホらしくなってきたので、おしまい!

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