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2015年1月28日 (水)

鬼嫁の今昔物語

今宵もデザートにミカンがあった。

最近は、ミカンの皮と薄皮が剥いてあるのだ。

鬼嫁がそうやって出してくれる。

ここまで読んだら、大方の人は鬼嫁が改心したか、ボクがいくばくの寿命がないか、のどちらかと思うだろう。

しかし、我が家ではこれが当たり前のことなのである。

鬼嫁がいくら酷い嫁であろうが、ボクが死にそうであろうが関係なく、こういう晩餐がヤブ山家の日常なのである。

とにかく最近はミカンの皮を剥くのも億劫になって、そのまま食べられる状態になっていないと手を付けないのだ。

少し前から、ボクがミカンを剥かなくなったことに気づいた鬼嫁が、
「どうして食べないの? ビタミンCがたくさんあるから風邪にはいいのよ」


「これを剥いて食べる気がしないのだ。ただそれだけ!」

それから二日後に皮を剥いたミカンが出てきた。

でもボクは食べなかった。


再び鬼嫁が訊いた。

「どうして食べないの?」


「食べる気がせん」


「どうして?」


「食べとうないから 食べんのじゃ」


「体にいいのに」


「食べとうないんじゃ」


「具合が悪いの?」

「食べる気がせんのじゃ」

「どうしたん?」


「食べるのが 面倒なんじゃ!」


…ついに鬼嫁が言った。


「あんた! なんでも かんでも 面倒くさいんじゃろ!」


「食う気に ならんのじゃ!」

…それから一月後、つまり今晩である。

再び、剥いたミカンが置いてあった。

「なんで 剥いてあるんか?」

ここで 鬼嫁が のたもうた。


「ミカンの皮を剥くのが面倒くさい! と、言ったのは あんたじゃろうがね!」

「…男心は 変わる 時も あるし 適当に いう ときも ある」


「あんた! ええころに しんさいよ!」


…次回は、バナナの皮が剥いてあった話を書こう。

 
 
 
 

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