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2015年3月30日 (月)

秘密尾の総括(山口県周南市)

昨夜は孫に邪魔されながら書いたので中途半端に終わってしまった。
今日はテレビを見ているので、その合間に補足しておこう。


まず破線道であるが、地図どおりに氷見神社入り口の沢の右岸側にあった。
心細い踏み跡なので、夏場に草が生い茂るとテンションが下がるかもしれない。

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すぐにザレ場が現れる。
落ちたら死ぬことはないだろうが、重傷は負いそうだ。
二か所ぐらいあったと思うが、928ピーク尾根に至るまでの間で危険なのはここだけだろう。


さて、問題は…①破線道がどこまで続いているか。②果たして地図どおりに残っているかどうか…であった。

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かつて本宮から中宮・奥の院を歩いた『ぼっちさん』によれば、
「本宮から中宮~奥ノ院へ至る道があったが、この辺りでいま歩いている道に合流している。破線道は生活道で女性も通行したはずだから、女人禁制の中宮への参道と同じであるはずがない」
という仮説を打ち出した。


「そういえばGPSの位置が破線道からずれてきた」
「上の方に道があるのかなぁ?」
「でもこの道しか見当たらないし…」
と言いながら進んでいくと…中宮があった。
真新しい社殿の横に、古い社殿が放置されていた。

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「やっぱり参道か…」
木々の紹介プレートも掛かっている。


帰り道で気がついたのだが、この参道の少し上がった地点に林道跡のような道が残っていた。
トラック図をよく見ると、破線道は、ウェイポイントの奥ノ院より少し下がった地点から928ピークに至っているので、昔は中宮手前で参道と生活道が分かれていたのだろう。
…ということで、ぼっちさんの仮説は正しかったことが窺える。


中宮から奥ノ院は近い。
明確な道はないが、山の奥に向かって少し歩けば鎮座している。

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この一帯は、氷見神社の看板にあるとおり原生林が残されている。
「今日は明るくていいけど、夏は暗くて一人だと怖いだろうね」
とつぶやくほど深い森である。

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奥ノ院から上には道はない。
歩きやすいところを登っていくとササ藪が待っている。
ぼっちさんが、
「ここからが凄いんです。ボクのヤブ漕ぎ史上…二番目のヤブです」

「ほんなら…一息つきましょう」
地図と景色を見渡しながら、
「破線道は二つの尾根の向こうですね」
「トラバースしながら廻ってみる?」
「でもこの谷をササを掴みながらのトラバースはイヤだな」
「でも目の前のササ藪は…ぼっちさんが凄かったというぐらいだからね」
「どうしましょ?」
結局、谷があまりにも深いのでササ藪に突っ込むことにした。


ぼっちさんによれば、
「ササが凄くて…足が地面に着かなかった」
らしいのだが、どうやらササの勢いは季節のせいか植生の変化かでかなり薄目ではあった。
が…ヤブはヤブなので、先頭を交替しながらガサガサと漕いでは小休止を繰り返す。
森と周囲の景色がいいので皆はいつもよりも元気だ。


「あれ?こんなところに…」
「取りに来ないのかな?」
「来ないでしょう…このヤブですから」


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目の前に大岩が立ちはだかった。
最近は稜線手前で大岩に出会うパターンが多くなった。
…ということは、この先は、ササ藪の中に茨やアセビがグチグチャに生えている中を突破する…というのがお決まりのパターンである。
イヤな予感がした。


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しかし、大岩をトラバースして上がってみると、地図の読み通りに勾配は緩くなり、ササ藪も同じような具合で突破することができた。
「ほら…長野山」
とぼっちさんが教えてくれた。
長野山から馬糞ヶ岳への稜線が美しい。
まだここは928ピークの尾根であるから、縦走路がある主稜線ではない。
「どうする?縦走路へ行く?」
「縦走路は歩いているから、928ピークまで行って道が残っているか調べてみよう」
…ということで、そのまま支尾根を下ることにした。
右斜面は植林帯、左はヤブ化した森だったので、植林地内を歩きながら928ピークに到達した。

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「こんなところですか…」
「ここですね」
「そうですか…」
破線道は、このピークの直下で合流し、このピークの尾根伝いに五万堂渓谷に下っている。
尾根には踏み跡はないが、歩くには支障はないが、このまま下っても面白くなさそうだし、沢沿いに秘密尾まで戻るのも大変そうなので、
「とりあえずメシを食って、下の合流点の痕跡を探そう」
ということになった。


さて下りである。
地図上の尾根が分からない。
とりあえず地図と現地を見比べて方向を定めてササ藪に突っ込んだ。
すぐにササ藪は消えたが、道も尾根も見当たらなかった。

「ダメですね」
「全然…分からん」
GPSを見ると、破線道から西にずれていたので、東側へトラバースしていると、ようやく尾根筋らしきものでたどり着いた。(トラバース図を見れば苦労がしのばれる)

ここからは松が多い雑木林となり、森としては面白くない。
ところどころに道らしき痕跡が窺えるが、我が家の裏山の小径のようでしゃんとしなかった。


みんなで右に向きを変える地点を警戒していたのだが、どうもそれらしき地点を通り過ぎたようだ。
GPSで確認すると確かに通り過ぎていた。
思い返しても道らしき痕跡がなかったし、今の尾根を進んだ方が楽そうに思えたので、
「このままこれを下って、沢の所の合流点に降り立ちましょう」
と言いながら強引に下ったが、歩きやすいところを滑り落ちるように降りたので、予定地点よりもかなり上の方に下ってしまった。


「あれ?今朝の踏み跡とちょっと違うみたい」
「そういえば…」
と言いながら下っていると広い作業道の痕跡に出た。
…これが冒頭の参道と破線道の記事につながる。

しかし、中宮への道が自然であるのに対し、破線道は尾根を這い上がっている。
普通の感覚であれば中宮方面へ行くはずなのだが、やはり結界を避けて五万堂へ向かっていたのだろう。


氷見神社の入り口まで戻ると、先に中宮・奥の院に参拝したことを詫びるため改めて本宮にお参りした。
中宮よりも少し多めのお賽銭を上げながら、
「原生林を堪能させていただき有難うございました」


…ついでに、
「鬼嫁の気性が穏やかになりますように…」
とお願いしておいた。

もう一度、トラック図。

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