2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

« やれやれ | トップページ | 吾輩は生きている »

2015年4月 5日 (日)

還暦の春

孫が帰って来ていたが、歓送迎会に追われる日々であった。

ようやく土日を迎えた。

長女の子供たちは、『細雪』である。

あの小説は三姉妹の物語であるが、たしか歳の離れた長女がいた。

でも四姉妹だと大変なことになるので、長女家は三姉妹で打ち止めになるような気がする。

さて、孫の筆頭は、長女に似てあらゆることに積極的…つまり攻撃的である。
ボクの血ではないので鬼嫁譲りなのだろうが、長女の血をそのまま引いているような気がする。


二人目は、引っ込み思案でおねえちゃんの後ばかり追いかけている。
年少さんなので将来は分からないが、ボクの見立てに寄ればそういう女になるだろう。

三人目は六か月なので全然分からないが、顔のつくりがボクそっくりなので数奇な運命が待っているのだろう。


そのかしまし娘が帰って行った。

「じいじ!酒は飲まないように!」
と、かしまし娘の筆頭が叫んで別れた。

草が猛烈に伸びてきた。

鬼嫁が孫たちを送りに行った狭間で、ホームセンターで苗を買った。

畑の周囲の草刈りを終えて、ナス、ピーマン、トマト、キュウリを植えて、長ネギ用の床苗をこしらえた。

そういえば、先週、孫たちが播いた『小松菜』の芽が出ていた。

あんな小さい種をまくだけで、たったの一週間で芽が出る。

今は屋敷の周囲をきれいに刈っているが、ボクが動けるのも命があるのも…あと10年がせいぜいだろう。

田んぼの蛙もゲロゲロないている。
まだ早すぎると思うが、待っていられないのだろう。


息子は県内にいるとはいえ、草が伸びるたびに帰ってこれるわけがない。
ボクも忙しい時は数カ月おきにしか帰らなかった。


ボクがいなくなったら、この家屋敷も草ボーボーになる。

蛙たちはボクをけしかけるように『ゲロゲロ』と騒いでいる。


草はいくら猛烈にはびこっても、いつかは枯れるので放置しておいてもいいのだが、許すことができない。

たった数年間だけそれを駆逐するだけなのだが、命がある以上、それを続けるつもりだ。

「たったそれだけのために それをして なんの意味があるの?」
と自問自答する。


しかし…「そうするしかない」のである。


これが還暦の春の夜空を眺めて思ったこと。


若い頃、人間は進化を続けるものと思っていたが、

人間は…『ゴールに向かって突っ走る』 だけのような気がしてきた。


これが還暦のおじさんか…。

なるほどね。

« やれやれ | トップページ | 吾輩は生きている »

ビジネス・人生論」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/545713/61393873

この記事へのトラックバック一覧です: 還暦の春:

« やれやれ | トップページ | 吾輩は生きている »