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2015年5月 9日 (土)

代替わり

明日は部落の金毘羅社の春の例祭である。


今回からお供えの鯛はボクが調達することになった。

とはいえ、同じ地元の漁協に頼むのだが、同級生がいるので気が楽だ。

土曜日だというのに漁協の朝は賑わっていた。

同級生のYを大声で呼ぶと、手を挙げて応えてくれた。

大型の冷凍倉庫に入る。


あいつも今年で定年になる。

「あとは どうする?」

「あとは一年ずつ体と相談しながら…」
と屈託がない。

仕入れた鯛を自治会館の冷蔵庫に放り込んで、金毘羅社の準備に向かう。

気の早いH翁が既に待っていた。


社と倉庫のカギを開けていると、次々と世話人が集って来た。

草刈り機を持参したのは、ボクと下のTさん、そして2級上のMさんだった。


三人で、
「これから暫くは…ボクたち三人でやるんですね」
と話して、三方に別れて草刈り開始だ。

下のTさんは、現在の自治会長。
Mさんは、いま副会長で、来年から次の自治会長の予定だ。


ボクはいちおう現役なので、自治会はお断りして、金毘羅社の総代で許してもらっている。


準備が終わって家に戻って田んぼを眺めていると、隣山のKさんが奥さんの車から現れた。

「明日は、金毘羅さんのお祭りですので、よろしければお参り下さい」

「実はのう…いま病院を抜け出してきたんじゃ。
 実は脳梗塞になってのう。
 この間、芝桜の会があったじゃろう…その三日後に突然しびれたんじゃ
 病院に行ったら…脳梗塞で即入院になってしもうた。
 幸いにも後遺症がないみたいじゃから、こっそり女房と抜け出して山の様子を見に来たんじゃ」


「大事にして下さいよ。
 誰が あそこを 守するんですか。
 くれぐれも 静養して 治して下さいよ」

…ということがあったので、晩酌しながら沈み込んでいるのだ。


 
 

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