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2015年9月21日 (月)

還暦の油断

昨日の残りの雀よけのネットを張った…いや張ろうとした。


下のTさんと話をして、
「この春刈った…ササを分けてもらうね」
と話して5分後のこと。


田靴を履いたまま、竹伐りノコを持って枯れたササの棚に向かった。

5本調達すればOKである。


なにげなく枯れたササを持って、鞘が出っ張っていたのでその根元をノコギリで切り払おうとしたとき、


…左手の親指から血が吹き出た。


手袋をしないまま安易にササを切ろうとしたら、ノコの刃がずれて親指の先を切ってしまった。

ささくれ立って、指の中から肉が飛び出してきていたので、それを押し込みながら上と下から抑えて家に飛んで帰った。

「おい!休日の外科の救急病院を調べろ!」

「どうしたの?」

「指をだいぶ切った。ノコで…」

それから色々探して、救急に行った。


流しで指を洗いながら、医師の到着を待った。


待合室で待っているときに、

「あなたが…ノコで指を切った…ヤブ山さんですか?」

「ええ…すみません…」

「止血はできているようですね。傷口を観て、縫合するかどうか考えましょうね」
と、会話を交わした医師であった。

消毒をしながら、

「どうしますか?シールで貼るか、縫合しますか?
縫ったら抜糸とかいろいろありますが、傷口は綺麗になりますけど…」


「みてくれはどうでもいいですから…」

ということで、この有様である。


003

爪の根元付近まで切っていたのだが、出血が止まっていたので、
「まあ…シールで大丈夫だと思いますよ」

という話であったが、優しい看護師さんがグルグル巻きにしてくれた。

化膿止めと痛み止めをもらって帰宅したら、

「どうなんかね?指がもげそうなんかね?」
と鬼嫁が聞いてきた。


ボクはひとりで救急病院に行ったのである。


でも、そのとき指にカット判を巻いたのは鬼嫁である。


肉が飛び出した指にカット判を巻いたのである。


鬼である。

血も涙もない女である。


ボクの病院での話を聞いた鬼嫁は…こう言った。


「なんかね…縫わんじゃんかね…あのままカットバンで止めちょけばえかったんじゃろうがね…おおげさな…ホントに男は大げさなんよね」
とそっぽを向いた。

鬼である。

血も涙もない。

…わが左手の包帯を眺めながら、人としての優しさや尊厳を考えた。

今宵は…2合半でやめた。

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