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2016年10月23日 (日)

罪深い男

ここ数日、色々なことがあった。

まず、稲刈りは思うようにできなかったし、N1翁が亡くなった。

002


仕事を二日休んで稲刈りを終えようとしたのだが、思った以上にぬかるむ田んぼにとうとう根をあげた。

100羽を超えるスズメの大群がひっきりなしにやってくる。
自分が植えた稲を無防備に食べられるさまをみて、夜も寝られぬ精神状態であった。

ボクはそれなりに慈悲ある人間であると思ってたが、防戦どころか、やられ放題の田んぼを目の当たりにして、とうとう意を決した。


再び鳥避けナットを張る決断である。
あと3畝だから、手刈りでも半日あれば済む。

ところが、ぬかるむ田んぼはそれを邪魔する。


「もう…食べるほどあるからいいんじゃないの?」
という鬼嫁の声が聞こえたが、楽して食べる輩は許せぬ。


そのうちN1翁の訃報が届いた。
N1翁が、地元の神社の世話人会総代を命令した張本人である。

通夜と本葬に出かけた。


そして、今日は社の掃除の日であった。
みんなで翁の昔話をしながら早々に終えて、葬儀に行った。

家に帰ってみると、雀の大群が電線にとまっていた。
偵察部隊がネット方面に突撃しては舞い戻っていた。
それまで食べ放題だった我が家の稲穂にネットがかかっているのだ。


「かわいそうね」
「働かないヤツは許されん」


風呂に入ろうとしていたら、同級生が相談に来た。

ボクはきっぱり言うタイプだから、それを期待してきたようだ。

ボクは言った。


「こういって切った方がいい。すまん!
そして、そう言う時に何も渡すな。
後ろ髪を引かれても振り返るな。
振り返ったら、恋情が湧きかえる。
恋情が足首をつかんでくる。
それは絶対に足首を離さない。
だから、はじめに切れ。
泣きながら後ろを振り返らずに…前の方に走れ
わしなら…そうするしかない!」

…色々な意味でボクは鬼である。

還暦は煩悩を超越した世界であって欲しかったが、いろいろな命を足蹴にして、姑息に生きている自分が情けない。


かなしい。


▼strangerさん
真面目なコメントを返信したいのですが、色々な想いがこみ上げてきたので、もう数日待ってください。すみません。


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