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2016年11月 2日 (水)

じじい達の平日

明日は地元の金毘羅社の秋の礼祭である。

今日は準備があるので、事前に休みを取っている。
9時前から準備をして1時間余りで飾り付け等の準備が整った。
家に降りて草刈りをして休んでいると、同級生のTから、
「お供え用の鯛を仕入れたぞ」
というメールが入った。

それを取りに行くやりとりをしているうちに、
「ひょっとして ヤブ山!お前今日は休みか?」
「そうだよ」

「今日はATの命日だから、実家に行って線香をあげて呑もうではないか!」
という素晴らしい提案があった。

みんな高校からの友人である。
ATはミュージシャンになって、10年前に夭折した。
彼の家は我が家の浴をはさんだ新興住宅地で、高校時代に知り合って、夜中にお互いの家の窓から蛍光灯をピカピカさせて遊んだ仲間である。

卒業後も年に二回、それぞれの実家でTやMH、M、Kたちで呑み明かしていた。

MHの運転で、ATの家に行った。
ボク以外の連中は毎年、命日には線香をあげに行っていたのだが、ボクは数十年ぶりだった。
ATの母親が皆を迎えているとき、ボクの顔を数秒眺めて、
「あなた…ヤブ山君?」
と呟いた。


「よく覚えておられましたね…」
「忘れんよ、やっぱりヤブ山君かね!」
その後、MHの脚本で先日公開された「10ミニッツ」と「大城湯けむり協奏曲」を鑑賞しながら、大笑いした。

1時間ばかりお邪魔して別れを告げたが、母上は、
「あんたらぁ~いつまでも仲ように面白うにしちょるね。ATも一緒に喜んじょるじゃろうね。ありがとうね」
と涙ながらに見送っていただいた。

先日母を亡くしたMが、
「ええお母ちゃんじゃのう」
と呟いた。


でも、そんな感傷には負けずにMの家で仕上げをしなければならぬ。

昼間からビールをやめて、一升瓶を振り回しながら酒盛りである。

翌々週から行くはずの「知覧旅行」の話になった。

「宿は取れた?」
「……」

「誰かしてる?」
「……」

「だれも動いてないの?」
「……」


そこで、急遽「知覧旅行」の宿確保が始まった。


MH以外の3人は酔っぱらいなので、適当に検索しては、MHに予約をさせる。
MHは顔が広いので、アメリカに電話して霧島旅館のお薦めの宿を聞き出すなど、平日の昼間に大変な騒ぎであった。


問題はMの大いびきであるが、とりあえず10畳の和室とシングル1室を予約した。
みんなMのいびきには辟易している。
特にMHは酷い目に合っているので、
「ボクはシングルを別に確保する」
と言い張ったが、
「現地でジャンケンで決めよう」
とうことで、二晩とも和室とシングル一つで予約が完了した。


「めでたい めでたい!」
と言いながら一升瓶を空にして散会となった。


MHに送ってもらいながら、
「なんでこんなに車が多いんじゃ!?」
と酔っ払いが叫んでいると、MHが、
「今は 平日の 夕方じゃけぇ!」
と言った。


…退職というものはいいものである。

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