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2019年3月 5日 (火)

遺言その2(男の人生)

百姓家のオヤジの宝物は倉庫にある。
ボクも未だに、30年以上前に亡くなった父が使っていた道具や古ぼけた機械の部品を使うことがある。ボクが揃える物もあるので何度か整理しているがなかなか捨てられないでいる。もう使うことのない部品なんかもあるのだが、手にとって眺めているうちにまたしまい込んでしまう。
息子はボクがこういう状況になってから手伝い始めたので、まだどこに何があるか分かりはしない。もっともボクがそうだったように、オヤジが元気なうちはムスコは気を遣って手を出しにくいものだ。オヤジが動かなくなって、実際に自分でやるようにならないと技術は習得できない。とはいえいきなり受け継いでも一から試行錯誤するのは効率が悪い。
ボクにもう2年命があれば、ムスコに最低限のことを伝えられるのだがどうなるだろうか。
オヤジがなくなった後、自分ひとりで倉庫の中を整理すると、なんとなく父が考えていたことややりたかったことが偲ばれて不思議な感覚に取り憑かれる。30年以上経った今でもそうであるから、今の倉庫もこのままにしておこうかな。
休日が雨になって野良仕事ができなくて、一日中倉庫に籠っていると、男の人生に浸ることができる。

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