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2018年6月 6日 (水)

蛙の合唱

この時期の田んぼは、カエルの大合唱だ。
まるでお経か呪文のような響きがする。
水面に写る暗い空を見ながら思った。

亡父は、生前、
「こんな家で一生暮らすのは絶対に嫌だ」
と決意して、大阪に行こうと駅に向かったそうだ。

その時、何かのトラブルがあって家に連れて帰られて、地元の試験を受ける羽目になった…と聞いたことがある。
それが今の自分になって、こうして生きている…というようなことだった。

思い返せば、今の自分も…同じような境遇だ。
オイルショックになって、兄が、
「地元に就職できない」
と告げてきた。

当時、ノー天気に暮らしていたボクは困った。
兄は理系、ボクは反発して文系だ。
兄は地元に就職するために、工学部を選んでいた。
ボクは何も考えないまま文系の右派に行った。

でも昨年、兄の分骨を墓に収めることになった。
兄に恨みはないが、ボクにはもっと違った人生があったはずだ。
分骨を墓に収納しながら人の人生をちょっと考えた。

そういえば自分の息子にも転機があった。
新しい世界の扉を開いたのだが、決断を迷っていた。
その原因が我が家のことだったので、
「お前は好きにするがいい。誰のこともきにするな。ただし、家族だけは路頭に迷わせるな!」
と言い放っておいた。

今では元のさやにおさまっている。
たぶん、そのうちボクたちと同じような感慨を味わうのだろう。

それは選択した自分の責任だ。


今宵、田んぼのカエルは応援団のような気がした。


気がつけば6月

仕事が断続的に忙しくて落ち着かない日々を過ごした。

やっと休みが取れても、家の周りや田の畦畔の草刈りが待っている。
特にこれから数ヶ月は、2週間に一度は草刈りをしておかないと手に負えなくなる。
全体を刈り終えるのに3日かかるので、土日のどちらかは草刈りをすることになる。

そんな中、この土日は田んぼの代掻きを終えた。
今年は適当に雨が降ったし、早めに梅雨入りしてくれたので、水の心配もなかった。
今週末はいよいよ田植えだ。

代掻きを終えたら畑へ。
タマネギの晩生を収穫したが、べと病にやられて赤ちゃんの握りこぶしぐらいにしかならなかった。
べと病の農薬を2度散布したがダメだった。
4月末に収穫した極早生は立派にできたのに晩生はひどかった。
一昨年と同様な状況で、近隣のタマネギも晩生は壊滅状態だ。
来年からは、極早生や早生を中心に植えるしかなさそうだ。

ジャガイモの茎がだいぶ萎れてきたので、今週末には収穫できそうだ。

ナス、ピーマン、シシトウ、トマト、キュウリに支柱を立てる。
白ネギは発芽したが、ホウレンソウは全く芽が出ていない。
サトイモやミョウガも発芽の気配がない。
仕方なく除草に取り掛かったが、すぐに気力が萎えてきて早めの晩酌に逃避した。

来月から土日はすべて仕事が入っている。
でも、平日に代休を取ることに引け目を感じなくなったし、飲み仲間の悪友たちはいつでもOKなので支障はない。

今月でいよいよ63歳になる。
父が59歳、兄が62歳で亡くなったので、よく頑張ったと自分を褒めてやりたい。
現在特に目立った病気はないが、家系的にはいつお迎えが来てもおかしくない。

鬼嫁や子供たちのことを考えて生前整理をしておかなければならないが、どこから手を付けてよいか思案に暮れながらダラダラと過ごしてしまう。
昨年スタートした還暦バンドもあと何年できるかわからない。

…そんなことを想いながら晩酌に勤しんでいる。


2018年5月14日 (月)

飲んだくれの週末

土曜日は還暦バンドのキーボード担当のH君の結婚披露宴だった。
会場の都合で前日の音合わせができなかったので、朝9時に集合。

新郎のH君はまだ普段着のまま。
みんなで彼を冷やかしながら、軽く練習しておしまい。
披露宴まで時間があるので、ギターのT夫と、
「下のレストランで、軽くひっかけようか?」
と相談していたら、メンバーの女性二人から、
「ゼッタイニ ダメ!!」
と真面目な顔で叱られた。

我々の出番は披露宴が始まって1時間後なのにな…。
セクハラかもしれないが、女は融通が利かない。

披露宴が始まっても隣に座っているM子が目を光らしていたので、ビールと赤ワインしか飲ましてもらえなかった。
こうなったのも、3月のフェスティバルの前日リハーサルで、T夫が二日酔いでギターが滅茶苦茶だったからだ。
特にボーカルのさくらばばさんにとって、じじいの酔っ払いをまじかにするのは強烈だったらしく、
「演奏が終わるまでは慎しみなさい!」
とまるで鬼嫁のようであった。

さて演奏の方は3曲だったし、2曲はフェスティバルで演奏したもの。
もう1曲は、急ごしらえではあるけど「瀬戸の花嫁」だったので無難にこなせたと思う。

披露宴を終えてバタバタと撤収して、鬼嫁に迎えに来てもらった。
家に帰って気合を入れて呑み直し。
片づけていたら3枚のピックがない。
スーツのポケットを探っていたらネクタイもないことに気付いた。

あわててLINEでバンドのみんなに聞いてみた。
そしたらピックが2枚ソファの上に転がっていた。
夕方風呂に入るために、整理ダンスにかけていたスーツを除けたら…タンスの取っ手にネクタイがかけてあった。
そのことをLINEで報告したら、ひどいスタンプが押されていた。
特に女性二人のスタンプは冷血そのものだった。
こういうときは…「よかったね!」と返すのが普通だと思った。

さらに、鬼嫁からは、
「O病院で認知症の検査を受けなさい。明日の宮司さんの息子はO病院の医師だから、明日頼みなさい」
とマジな顔で言われた。


日曜日は金毘羅社の春の例祭。
集合時間よりも少し早目に、お供え物を持っていく。
過去の写真を見ながら、お米、野菜、果物、塩、タイのお頭を備える。
お神酒とお水をあげ、新しい榊にやりかえた頃、世話人が集まり始めた。
みんなと段取りを再確認して、宮司をお迎えに行った。
もちろん認知症の話なんかするわけがない。

春の例祭はお接待はやらないので20分程度で終了。

12時から直会。
日本酒が3本も残っていたので、
「今日は2本やっつけましょう!」
でスタート。

世話人も年寄りが増えてきたので、若手が頑張らないといけない。
50代~60代前半までの4人が頑張った。
ボクもそのうちの一人だし、総代という立場もあるのでひときわ頑張った。
だから2時間後にはすっかり出来上がってしまった。

直会には鬼嫁も出席していたので、チクチク皮肉は言われるし、他所の奥方たちにはボクの言動の悪さを吹聴していた。

ヨタヨタと家に帰ったら、テーブルの上に1枚のピックが置いてあった。
「あれZ?こんなところにあった!」
と言ったら、
「廊下に落ちていました。ポケットから出すときに落としたんでしょ!」
と冷たく言われた。

これで土曜日の忘れ物はすべて見つかった。
朝早くから金毘羅社の準備に精を出したご利益だろう。
忘れ物はなかったので認知症の疑いもすっかり晴れた。
めでたしめでたし…。

2018年3月26日 (月)

in Yuda

この土日はよく働いた。
畑の草を根絶やしにした。
そのツケがまわってくたびれた
鬼嫁も遠くでゴソゴソやっていたらしく、昼食後に夫婦で寝てしまった。
ボクは根が真面目なのですぐに目が覚めた。

女は、どうしてあんなに眠ることができるのか、未だに理解できない「ほ乳類」である。
睡眠時間と体重には、人類が想定できない相関関係があるのだろう。

今日は、湯田温泉で昔の部下と飲んだ。
ボクはいつものように悪役になって.雑言を吐いた。

還暦バンドが本来、自分のキャラなであって欲しいのだが、どうしても自分がイヤなキャラを求められる。
もうどうでもいいのだが、毒を吐かねばならなぬ。

どうでもいから、早く家に帰りたい。


2018年3月22日 (木)

in Tokyo

今まで渋谷なんかに行くことはなかった。
仕事先がそうなので仕方なく出かけた。
原宿の表参道が明治神宮の参道だということも、この歳になるまで知らなかった。
すごくせまい世界で物事が動いていることに驚いたし、
「やっぱリそんなものか」
と還暦を過ぎたジジイはわらってしまった。
夜はかつての部下と飲んだのだが、
「あの頃に何度もやりとりをしたのは、ボクが正解を知っていて、お前が正解を持ってくるのを待っていたんじゃなかったんだ。今のお前ならその意味がわかるだろう?」
と言ったら笑っていた。

全てのことに正解があるわけではない。
誰も全ての正解を知るよしもない。

考えたり、悩むのは人間だからだ。
それを捨てたら人間をやめたに等しい。
矜持とか忖度という概念は、そもそもそういうものだったはずだ。

ふ〜ん、東京、いや日本はこんなものだったのかな?
おかしいな。
早く家に帰りたい。

2018年3月 8日 (木)

戦いすんで

緊迫した数日が終わった。

結婚披露宴の祝辞は、新郎新婦が勤務する職場だからということで、ボクひとりが指名されて大変だったし、日曜日のアラ還フェスティバルでは、我が「桜B組」がトップバッターだった。

月曜日は広島に出張。
火曜日は職場で残務整理していたら、急に疲労感を覚えたので昨日は休暇を取った。


どのイベントも何とか恥をかかずに済んだと思うが、さすがに連続していたので精神的にバテてしまった。
そこで昨日はゆっくり休もうとしたが、先日の暴風で倒れた雑木がみっともないので、それを始末することにした。

チェーンソーを担ぎ、腰に鋸と鉈を提げて急斜面を這い上がる。
上がってみると思いのほか太く、しかもカタギの木だった。
急斜面に倒れているし、大枝があちこちにひっかかっているので、どこから始末するかしばらく観察した。

上側から慎重に枝を払うが、斜面に突き刺さっているのもあったりして大変だった。
結局、昼まで格闘する羽目になった。
昼にビールを飲んで爆睡。

目が覚めたら、フェスティバルの会場で紛失した「調弦器(ギターの音を合わせるICチューナー)」を頼んでいないことに気がついた。

鬼嫁に、いかに音合わせが大事かということを諭していたら、
「何が欲しいのですか?はっきり、おっしゃい!」
と、ぴしゃりと言われたので、アマゾンの注文カートをポチッと押した。

…980円の買い物なのだが、我が家での戦いは厳しい。

2018年3月 2日 (金)

アップデート

気がつけば約一ヶ月更新をさぼっていた。

明日は職場結婚する二人の披露宴であいさつがあるし、日曜日はいよいよ還暦バンド「桜B組」の発表会だ。
明日の前日リハーサルにボクだけ参加できないのでいきなり本番を迎える。
バンドのふたりのおばちゃんからは、「ゼッタイに呑みすぎないこと!」
と釘をさされた。
自分でも「ダイジョウブかなぁ?」と不安感である。

ブログをさぼっている間に色々なことがあった。

家の横に高さ4〜5メートルの擁壁があるのだが、その上にある土手の草刈りが危険極まりないので、落ちる前に何とかせねばと思っていた。
そこで、とうとう意を決して防草シートを張り巡らした。一人だけの作業でまる一日を要した
これが施行直後の写真なのだが、一昨日の暴風で上半分が剥がれてしまった。標準の倍ぐらいの間隔でピン止めをしていたのだがダメだった。
来週にでも復旧作業をしなければ。


P1020112_2


次はパソコンの話。

毎年、大赤字の農業所得を含めて確定申告しているのだが、国税庁のweb作成コーナーにアクセスしたがつながらない。昨年までスイスイできていたのに…。
FAQで調べてみると、「windows xp 及び vistaは使用できなくなりました」とある。
我が家は、windows95→98→ME→VISTAと、評判の悪いソフトで生き延びてきたのだが、VISTAは、とうとうmicrosoftのサポートも受けられなくなり、バグも頻発し、とうとう国税庁からも見放されたのだ。

VISTAをwindows7にアップグレードする方法があるにはあるらしいが、あまり評判がよくない。
おまけにパソコン自体にも不具合が多いので、鬼嫁に泣き付いて買い替えることにした。
国産は値が張るので、安い中国製しか買えなかった。

それでもwindows10がプリインストールされている。
「セットアップはよろしいですか?」という店員の声に耳もかさずに自宅に持ち帰ったが、windows10は難しかった。
無線LANは簡単につながったが、国税庁はmicrosoft edge ではなく、explorer11でないと受け付けてくれないので、その設定やらメールの設定に戸惑った。
とにかく今までのwindowsと画面が違うので、ホントに苦労した。
とりあえず何とか確定申告は完了した。
あと写真なんかをUSBメモリにコピーして、差し込んだが反応がない。
これもFAQで調べて、あれこれ設定をいじってUSBメモリを認識して表示できるようになった。
…ということでしばらく放っている。

2017年12月 7日 (木)

介護ロボットよりもお助けロボット

さっきまで老夫婦で映画を見ていたのだが、主人公の俳優の名前を夫婦でどうしても思い出せなかった。

ボクは…「あれ!あれ!」と妻に語りかける。

妻は…「あれ!あれです!」
と応えるが、まるで答えになっていない。

ギターを弾きながら思い出そうとしたが、どうしても思い出せない。

約1時間が経過した。

夜空を眺めていると、突然、頭に電流が走った。

「ウィル・スミス!」

ボクが勝ち誇って鬼嫁に言ったら、

少し間を置いて、
「あなた!エアコンを消していませんでしたよ!」
と切り返してきた。


勝ったのはボクなのだが、最後の始末をしていなかったことをあげつらうことによって、全てを帳消しにしようとする根性が許せない。

それをいちいちあげつらうのはボクの本望ではないので、

「ふ~ん  消してなかった?」
とさりげなく事態を収めようとした。

…ところが、プライドだけが生きがいの鬼嫁は、

「うるさいから…はやくねなさい!」
と叫んだ。


ボクは敬愛の精神に満ちているので、
「間違った?」
と静かに問い返した。


静かな返事を待っていたのだが、
「あなた! しつこいわね!」
といきなり罵声を浴びせられた。


お助けロボットなら、
「アナタハ ヨク オモイダシマシタネ ワタシハ ソンナ アナタ ガ スキナノデス」
とお世辞を言うだろう。


…還暦になっても、自分も鬼嫁もこんな思考レベルのままだとは思いもしなかった。


ここで欲しいのは『お助けロボット』である。

彼がいたら、会話は劇的に変わる。

「う

2017年11月25日 (土)

ハガキ印刷

喪中ハガキを印刷している。
兄のことだから、そこまでしなくてもいいのだが、実家の墓に分骨してくれという遺言があったのでしばらく一緒に過ごそうと思ってのことだ。
二週間しかたっていないのだが、裏山に入っていると、いまだに兄との思い出がつきまとってくる。

2017年11月23日 (木)

もう寝ます

今年最後の草刈りをしたので疲れました。
田んぼが乾かないので、困っています。

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